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「天下一品」で下水道不正=工場で未払い1.5億円分―大津

時事通信 4月19日(金)18時10分配信

 大津市は19日、ラーメンチェーン店「天下一品」の本社工場(同市)が2009年以降、下水道使用料計約1億5800万円の支払いを不正に免れていたと発表した。新しく井戸を掘り、工場で使う水の量が増えたのに報告していなかった。同社は今年1月までの未払い分と過料を含め、約4億7300万円を近く支払う。
 同市企業局によると、天下一品を運営する天一食品商事は1996年9月、ラーメンの濃縮スープを製造する工場の稼働を始めた。市が昨年12月、別の会社の工場建設のため下水道の流量を調べたところ、天一の工場から設立時の認定排水量の約4倍に当たる月1万トンの水が出ていることが判明。同社が新たに井戸を掘削し、09年4月から使用していたことが分かった。
 同社によると、排水量は井戸水の使用量などを市の計算式に当てはめ算出していた。社内で情報が共有されず、担当者は従来の井戸の使用量だけを確認し、新しい井戸ができたことを把握していなかったという。
 同社は「深くおわびする。従業員教育や管理体制の強化に努め、再発防止に全社を挙げて取り組む」とコメントした。 

最終更新:4月19日(金)18時10分

時事通信

 

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