左からクラッチ、カラスコ、クラッチーナ

　今季、本気で優勝を狙っている楽天に“大物マスコット”が加入することになった。公式マスコットの「クラッチ」「クラッチーナ」、非公認の「カラスコ」に加えて、新キャラクターとして登場予定なのが「ようぞう君」だ。

　何を隠そうこのマスコット、モデルは“球界一やる気のある社長”こと立花陽三社長（４２＝囲み写真）だ。「大きさは社長と同じくらいで、設定としてはマスコット界の社長。学校訪問など球団行事に登場させたい。着せ替えが可能でスーツを着たり、ユニホームを着たりできるようにもしたい。もちろんグッズ展開も企画中。本人に中に入ってもらって“ようぞう君から陽三登場”みたいなのもいいね」と球団関係者も声を弾ませる。

　同社長は球団の経費削減からチームの補強まで、すべて「オレがやる！」と宣言し、抜群の行動力で球団を引っ張っている。辛口の星野監督も「体育会系（慶応大ラグビー部出身）だし、こっちの話がすぐに伝わる。頑張っているよ」と高評価を下すほど。そんな熱血社長に敬意を表す意味でマスコット化が計画されたのだという。

　沖縄・久米島キャンプでは、一軍が練習する久米島野球場からチーム宿舎までの約９キロの道のりを３０分ほどで走破。元ラガーマンとはいえ、あまりの速さで関係者たちの度肝を抜いた。「球団が盛り上がるためなら何でもやる！」とも話している立花社長。今季の楽天はグラウンド外でも他球団をあっと驚かせそうだ。