ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(27)が16日、東京・後楽園ホールで行われたプロテストに合格した。村田のスパーリングを生視察した元世界王者たちが素質を高く評価した一方で、日本ボクシング界の大御所が重大な欠点を指摘するなど“黄金ルーキー”の注目度は高まるばかりだ。
テスト当日にリング上で合格が発表される異例の形式で、村田は8回戦以上の試合が可能となるA級ライセンスを特例で取得した。晴れてプロのリングに上がる資格を得たが、元世界王者たちの評価も上々だ。
元WBC&WBA世界ミニマム級王者の大橋秀行氏(48)は「ボディーもうまいし、アッパーもうまいしアマチュアというよりプロのスタイルになっていた。プロでも戸惑うことないんじゃないか。修正点? ないんじゃないか」と今後の活躍に太鼓判を押した。
元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏(41)は「やっぱりパワーがある。スピードのある選手と対戦した時にどう対応するか。スタミナはこれからでしょう。日本、東洋太平洋王者にはなれると思う」と分析。元WBC世界ライト級王者ガッツ石松氏(63)も「OK牧場!」と評した。
ただ、「ファイティング原田」こと元世界フライ&バンタム級王者の原田政彦氏(70)は今後の課題をこう指摘した。
「ガードが落ちすぎだったね。あれは直さないと大変だよ」
スパーリングでは最初はガードを上げていたが、途中からは現代最高のボクサーの一人、フロイド・メイウェザー(36)の代名詞で両ヒジを曲げる「L字ガード」(=写真)を披露した。
だがこの後にジャブを打ち込まれる場面も。ヘッドギアを着用するアマなら多少は打たせても大丈夫だが、プロの中重量級では一発もらえばそれで終わり。それだけに原田氏は「L字」は修正すべきだというのだ。
石松氏も「村田は力で押すばかりでなくもっと足を使った方がいい。柔よく剛を制すというイメージが必要」とガードに難があると見ている。
金メダルボクサーが課題をどうクリアしていくかも見物だ。
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