頭の活性化マガジン 2013-01-28号
■ 社員教育にはエネルギーが必要
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日系企業N社の社員教育を担当させて頂いている。
社員教育の目的は2つ、
「社員の意識改革」と「収支をプラスに持っていく」事である。
期間は5ヶ月、社員数およそ100名、工場労働者中心である。
意識が低く、どこから手をつけていいか分からない…。
最初に幹部教育を始めたが、バラバラで話が通じない。
総論では賛成し反対はないが、各論となると全然動かない。
つまり話は分かったが、行動に移さないので結果が色々出てこない。
従来と同じである。
そこで幹部を3つのグループに分けた。
A:可能性のある人達
B:可もなく、不可でもない人達
C:成長見込みはなく、年齢は高く、長い間勤務だけはしている幹部
Aグループを中心に幹部教育をする事にした。
Bグループは話をしても反応なし。
Cグループは話にならない…。
Aグループを2ヶ月に渡って
「人として」「幹部として」「現状と対策」…などについて教育。
そして6つのチームに分け、役割分担をしてもらうことにした。
1、製造体制
2、組織見直し
3、人員配置転換
4、営業強化
5、原価を下げる
6、経費を下げる(ムダ取り)
少しずつではあるが、意識の変化や成果が出始めてきた。
(しかし3ヶ月が経ってしまった)
そこでスピードを上げるため、部下にも協力をお願いすることにした。
ところが、「部下にモノが言えない…」との事。
「情があってムリ」
「今まで指導した事ない」
「今までの良い雰囲気が壊れてしまう」・・・
仕方ないので、直接教育するしかない。
会社員を2回に分けて3つの基本を話した。
1「自己否定」
…今までの仕事の仕方を自己否定
2「自主行動」
…気づいて行動、言われる前に行動
3「結果(数字)を出す」
…1人2役、見える化、数字を出せない人は不要。ピンチはチャンス。
自分や自社を取り巻く環境が激変しているのに、何の変化もしない。
「どうしたら現状を分かってもらえるか」
「どうしたら人が動くか」
「意識や行動改革の具体策は」・・・
話してもなかなか分かってもらえない。反応はあまりない。
今までこのN社はトップダウンで言われた事のみすればいいとして、
10年以上社員教育もまったくしないままであった。
具体的な指示をすれば結果は出るが、
それでは今までと同じで、指示を待つ人達になってしまう。
自ら気づき、自ら考え、自ら動いて結果を出す人をつくりたいと思い、
教育している。
「教」ではなく「育」である。
時間は多少かかるが、「花が咲く」と信じ、挑戦している。
「教育」や「人づくり」は言葉では簡単だが、
指導する側に「情熱」や「根気」、「思い」がないとダメだと実感している。
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日系企業N社の社員教育を担当させて頂いている。
社員教育の目的は2つ、
「社員の意識改革」と「収支をプラスに持っていく」事である。
期間は5ヶ月、社員数およそ100名、工場労働者中心である。
意識が低く、どこから手をつけていいか分からない…。
最初に幹部教育を始めたが、バラバラで話が通じない。
総論では賛成し反対はないが、各論となると全然動かない。
つまり話は分かったが、行動に移さないので結果が色々出てこない。
従来と同じである。
そこで幹部を3つのグループに分けた。
A:可能性のある人達
B:可もなく、不可でもない人達
C:成長見込みはなく、年齢は高く、長い間勤務だけはしている幹部
Aグループを中心に幹部教育をする事にした。
Bグループは話をしても反応なし。
Cグループは話にならない…。
Aグループを2ヶ月に渡って
「人として」「幹部として」「現状と対策」…などについて教育。
そして6つのチームに分け、役割分担をしてもらうことにした。
1、製造体制
2、組織見直し
3、人員配置転換
4、営業強化
5、原価を下げる
6、経費を下げる(ムダ取り)
少しずつではあるが、意識の変化や成果が出始めてきた。
(しかし3ヶ月が経ってしまった)
そこでスピードを上げるため、部下にも協力をお願いすることにした。
ところが、「部下にモノが言えない…」との事。
「情があってムリ」
「今まで指導した事ない」
「今までの良い雰囲気が壊れてしまう」・・・
仕方ないので、直接教育するしかない。
会社員を2回に分けて3つの基本を話した。
1「自己否定」
…今までの仕事の仕方を自己否定
2「自主行動」
…気づいて行動、言われる前に行動
3「結果(数字)を出す」
…1人2役、見える化、数字を出せない人は不要。ピンチはチャンス。
自分や自社を取り巻く環境が激変しているのに、何の変化もしない。
「どうしたら現状を分かってもらえるか」
「どうしたら人が動くか」
「意識や行動改革の具体策は」・・・
話してもなかなか分かってもらえない。反応はあまりない。
今までこのN社はトップダウンで言われた事のみすればいいとして、
10年以上社員教育もまったくしないままであった。
具体的な指示をすれば結果は出るが、
それでは今までと同じで、指示を待つ人達になってしまう。
自ら気づき、自ら考え、自ら動いて結果を出す人をつくりたいと思い、
教育している。
「教」ではなく「育」である。
時間は多少かかるが、「花が咲く」と信じ、挑戦している。
「教育」や「人づくり」は言葉では簡単だが、
指導する側に「情熱」や「根気」、「思い」がないとダメだと実感している。
- 2013.01.28 Monday
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- 08:08
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- by minamifuji