中日が延長11回、5時間3分の熱戦となった17日のヤクルト戦(神宮)を10ー6で制した。両チーム合わせて23安打の乱打戦を制した主役は攻守でチームを引っ張った新外国人のエクトル・ルナ内野手(33)。早くもチームの核になりつつあるルナだが、周囲は意外な心配をしている。
「疲れも吹き飛ぶ。何時間でもやるよ。勝てると分かっていたら」。試合後の高木監督の顔からは久しぶりに会心の笑みがこぼれた。なかでも老将を喜ばせたのがルナだ。打っては決勝点を含む5打数3安打1打点で開幕からの連続試合安打を「17」に伸ばし、守っても10回に横っ跳びのファインプレー。「今は彼が攻守とも引っ張ってくれている」と辛口の高木監督が絶賛だ。
17日現在、打率はリーグ断トツの4割4分9厘で3本塁打、17打点とまさに超優良外国人。しかも成績だけでなく練習熱心、研究熱心、献身的な守備、走塁とくれば非の打ちどころがないが、首脳陣らがそんなルナについて唯一、気にしていることが、本来であれば大歓迎であるはずの本塁打の量産だという。「彼はホームランを狙うタイプじゃない。だから大丈夫だとは思うが、狙いだしたらまずい」と高木監督も“警戒”しているほどだ。
いったいなぜか。「ホームランが多く出ると打撃が崩れることがある。例えば今年の和田なんかが良い例だよ。序盤にポンポンとホームランが続けて出たでしょ。あれから強引に引っ張り込む打撃が目立つようになった。本人は狙っている意識なんかないんだろうけど体が勝手に反応してしまうんだよ」と首脳陣の一人は説明する。
本塁打を放つ瞬間にはすさまじい快楽が体を駆け抜ける。そのことを勝手に体が記憶してしまうようだが、ルナは中距離ヒッターとあってメジャーでは通算15本塁打しか放っておらず、本塁打に対する“免疫”が少ない。それだけに余計、心配されているのだ。
外国人選手に大きな期待のかかる本塁打。しかし、ルナに限っては「あまり打ってもらわなくても大丈夫」というのが周囲の本音のようだ。
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