《無双竜機ボルバルザーク》


無双竜機ボルバルザーク VR 火/自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
※プレミアム殿堂

デュエル・マスターズ《アストラル・リーフ》《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に並び真っ先に挙げられるであろう最凶クリーチャー
登場当初は「ゲームに負ける」と言うデメリットが目立ちネタカード扱いであったが、全国大会でのボルバルステロイドの活躍により一気に脚光を浴び、ドロー要素を加えたボルバルブルーも実績を上げていくにつれ、非常に強力なデッキとして広まっていった。

パワー6000のクリーチャーを破壊する効果によって《呪紋の化身》との併用が難しいものの、
などといった効果をもたらすエクストラターンは強力そのもの。
また同じくDM-10で登場した《母なる大地》との相性も抜群で、《母なる大地》は相手に使うことによって強烈なボルバルメタにもなり、ボルバルとは切り離せない存在であった。

2004年当時、公式大会公認大会などではこのカードを使ったデッキが上位を独占。
次の殿堂入りの筆頭候補だったが、大方の予想に反して殿堂入り《アクアン》だけであり、ボルバルザークの禁止カード化を求めて署名活動を行うカードショップも現れた。

速攻アクアンホワイトブラック白青黒赤ライブラリアウトはこのカードが活躍していた時期にもアイデンティティを保っていたが、他のボルバル無しのデッキは紙束同然であり、デッキの自由度が著しく狭まったことも難点。
特にビートダウンデッキは全てが、結局のところボルバルを投入した形の劣化にならざるを得ない悲惨な状態になっていたと言える。

2005年夏に殿堂入りするものの、コントロールを中心に使われ続ける。ボルバルブルー文明を加えた、ボルバルブラックの発展形である除去ボルバルの他、バジュラズブルーなどのビートダウンも活躍を続けていた。

そしてついに2006年3月、新設されたプレミアム殿堂に指定されその役割を終えることとなった。




  • 殿堂入りが遅れた背景には、このカードが漫画・アニメの主人公のエースカードであり活躍中のカードを規制すると商業的に差し支えるためだとの意見もある。

  • 漫画ではヤカンマン戦で勝舞が使用。色々と思わせぶりなタメがあった割に、召喚後にまず《アルティメット・ドラゴン》が攻撃し、その後ボルバルザークは《電脳聖者タージマル》ブロックされて倒されている。後に最初の使用禁止になるカードとは思えないあんまりな扱いであり、漫画での登場はここだけとなっている。なお、この戦いはエクストラターンにより勝舞が勝っている。
    技名は「必殺、無双竜剣」とかなり勇ましいが、前述のタージマルに白刃取りされたあげく、反撃のビームで腹に穴をあけられた。



  • 海外ではなんと 何の調整も無く 登場している。これが海外版の展開が(一旦)終了した要因とも。海外版では強力なカードは修正される傾向が強いので意外である。


このカードを中心とした主なデッキタイプ


これほどのデッキタイプを持つカードは他に例がなく、当時のボルバルザークの異常な盛行具合がよくわかる。

関連カード


収録セット


参考