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ゲノム解読で分かったシーラカンスの「変わらなさ」が逆にすごい

シーラカンスの進化の速度が遺伝子レベルでも非常に遅いことが突き止められた。18日付のネイチャーで発表された。

更新日: 2013年04月18日RSS

ggorgさん

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▼シーラカンスの進化のスピードを調べる研究が発表された

GettyImages Photo by Comstock Images / Comstock

進化のスピードが他の生物と比べて極めて遅いことを、日米などのチームがゲノム(全遺伝情報)を解読して突き止めた

▼ほかの生物と進化のスピードを比較

GettyImages Photo by Martin Poole / Lifesize

他の生物とも共通する約250個の遺伝子について、進化につれ配列の一部が変異した跡を詳細に解析。

この結果について、研究チームは

「変化が少ない深海にいたからこそ、進化する必要がなかった」と推測している。

▼さらに胎盤形成などにかかわる遺伝子も発見された

GettyImages Photo by Jupiterimages / Comstock

シーラカンスのゲノムには、まだシーラカンスが備えていない胎盤や指の形成に関わる部分もあった。

「両生類や哺乳類などの四肢動物になりかけた証拠を持ったまま泳いでいるといえ、興味深い」と話している。

三宅力慶応大特任教授

陸上に住む動物の手足や免疫システムなどの身体的特徴がどのように発達した可能性があるのかが明らかになったという。

▼個体レベルでも長生きらしい

長寿であるにも関わらず、シーラカンスには年月による衰えがほとんど見られない。そのため、個体の年齢を特定するのはきわめて困難

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