サブカテゴリー

PR:

阪神 宿敵巨人の東京D連勝止めた!4番マートン5打点

セ・リーグ  阪神8−1巨人 (4月18日  東京D)

阪神・マートン(左から2人目)は左越え2ランを打ちナインと歓喜のポーズ
<巨・神>3回2死一塁、阪神・マートン(左から2人目)は左越え2ランを打ちナインと歓喜のポーズ
Photo By スポニチ

 阪神は18日、巨人戦で4番のマット・マートン外野手(31)が今季1号2ランに2本の適時二塁打で来日初の5打点を挙げ、8―1で完勝した。マートンは9日の同戦(甲子園)でも決勝打を含む3安打で巨人の開幕連勝を7でストップ。今度は昨季からの巨人の東京ドームでの連勝を14で止めた。今季3敗の巨人に全て土をつけているのは阪神。「伝統の一戦」と呼ぶにふさわしい戦いぶりだ。

 ベンチでマートンはペンを片手に資料を見ていた。来日4年目で1試合自己最多の5打点。8回の打席でお役御免となっても、時間は無駄にしない。この男らしかった。

 「巨人が(今季)まだ東京ドームで負けていないことは知っていたからね。甘い球を逃さずに打つことができた」

 3回にチーム9試合ぶりの本塁打となる今季1号2ランを左翼席に放つと、5回には右中間へ、6回にも右翼線に適時二塁打を放った。一発のあとは、自身が「原点」と語る右方向への打撃が光った。

 固い意志がある。シーズン最多安打の214安打を記録した10年型のすり足打法に戻した。昨季は本塁打を求め、左足を高く上げ、インパクトの際に最大限の力が伝わる打法に着手。しかし結果は打率・260で38打点。契約最終年を前にした昨オフに、大リーグの昨季3冠王、ミゲル・カブレラ(タイガース)のビデオを繰り返し見て、過去2年はバットを振り下ろす直前に一瞬の停止があったことに気づいた。それを解消し、開幕から徹底した中堅方向への意識を持つ。それは、新井良の左太腿裏肉離れで4番に座っても揺るがない。「打順は気にしないでやっていきます」。2試合連続の3安打で打率は・348に上がった。

 打撃不振のチームの重い空気を振り払った。昨年の両リーグ最少411得点の反省から、得点力アップへ日本人大リーガーの西岡、福留を補強。中村勝広GMは「(1試合)3・5点打線」と言ったが、前日まで開幕から16試合39得点は12球団最下位だった。3番の鳥谷が3安打、不振の福留にも初回に適時打が出た。和田監督も「(前日は4被本塁打で)結構やられたい放題だった。大きな意味のある1勝。少しだけ打線に活気が出てきた」と言葉に力を込めた。昨季12試合で1勝しかできなかった敵地・東京ドームで3連敗を阻止して勝率を5割に戻した。巨人の独走を許すわけにはいかない。

 ≪対戦40打席目初≫マートン(神)が沢村(巨)からの一発を含む3安打5打点。1試合5打点は過去7度あった4打点を上回る自己最多になった。また、阪神打者の対巨人戦1試合5打点は、07年8月8日の矢野以来。助っ人では01年6月9日のクルーズ以来12年ぶりだ。なお、沢村には昨年まで33打数8安打、打率・242で、本塁打、打点なしと苦しめられたが、今季は5打数3安打、1本塁打、3打点と攻略。天敵から対戦40打席目での初アーチになった。 試合結果

[ 2013年4月19日 06:00 ]

Webtools & Bookmarks
Yahoo!ブックマークに登録

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

クイックアクセス

スコア速報

特集

選手名鑑

オススメ

【楽天】オススメアイテム

スペシャルコンテンツ