2013.4.19 05:04

虎・鳥谷お目覚め!“今季初”猛打ショー(2/2ページ)

沢村大好き!! 相性のいい沢村から先制の適時三塁打。3年間で4割を超える高打率。カモにしてます

沢村大好き!! 相性のいい沢村から先制の適時三塁打。3年間で4割を超える高打率。カモにしてます【拡大】

 試合前練習だ。ティー打撃中にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表打撃コーチを務め、代表チームでは指導を受けていた立浪和義氏(43)=評論家=からアドバイスを受けた。内容を鳥谷は「間を取るというか、自分の癖みたいなものが出ていたので『もっとシンプルに』ということ」と説明。身ぶり手ぶりの助言にうなずき、打撃ケージに入ると、サク越えを連発した。求めた力強いスイングで勝利に貢献。試合前は打率・211だったが、一気に・246まで上げた。3番打者の上昇は、そのまま攻撃陣の活性化に直結する。

 1月の自主トレ中は、左肩にバットを担ぐ構えからロングティーを繰り返した。その中で、パの打点王、李大浩(イ・デホ)とメジャーでMVP、首位打者、打点王を獲得した経験のあるエンゼルスのジョシュ・ハミルトン外野手(31)の名前を挙げた。

 「デホも、こうだよねぇ? ハミルトンもこんな感じ?」

 打ち方をまねをしたわけではないが、2人のスラッガーに力感あふれるスイングの共通点を見いだす。常にベストを求める姿勢は変わらない。

 「去年、なかなかドームで勝てなかった。2つ負けていたので、ひとつ勝ちたかった」

 キャプテンのバットで3連敗を阻止。巨人独走を許すわけにはいかない。勢いづけた打線で、8年ぶりのV奪回へ導く。(山田 結軌)

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(紙面から)