スタンドの虎党は「こんな榎田が見たかった」のボードを掲げる【拡大】
11日の登板後、社会人野球の日本新薬でプレーをする弟・宏樹投手(24)から「おめでとう。また頑張って」という祝福メールが届いた。
メールのやりとりはあまり行わない兄弟。「良いピッチングをしたときだけしか送らない。生活がかかっているんで僕なんかとのメールで疲れてはいけないから」と弟が気づかいながらの祝福だった。それにお返しするように13日には阪神2軍との育成試合で登板した弟を激励するために榎田は鳴尾浜に足を運んだ。兄弟で互いに刺激しあって高めている。
「自分がどうこうと言うよりも、あっちがどうこうということ。自分のピッチングをするだけです」
独走する巨人の3つの黒星のうち2つは榎田がつけたもの。先発3試合はいずれも十分すぎるほどの投球を見せた。もはやエース級。2010年のドラ1左腕が輝きはじめた。 (渡辺 洋次)
(紙面から)