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事件
水俣病認定基準、運用のあり方検討を環境相が指示
2013.4.19 11:34
水俣病の患者認定をめぐる最高裁判決を受け、石原伸晃環境相は19日の閣議後会見で、国の患者認定基準の運用のあり方について検討を急ぐよう指示したと明らかにした。基準自体は「判決で否定されたわけでなく、見直しは考えていない」と述べ、18日に示された国の方針を繰り返した。
原告のうち熊本県水俣市の溝口秋生さん(81)が環境相に面会と謝罪を求めていることには「政治家個人としては会って話したい気持ちだが、行政の長としては、被害に苦しむ全ての人たちに等しく責任を負う立場から難しい。結論が出るまでに長い時間がかかったことは、私個人として胸の痛む思いでいっぱいだ」と話すにとどまった。
同省の南川秀樹事務次官は前日の18日、「結論が出るまでに時間がかかったことは、行政の責任者として胸が詰まる思いでいっぱいだ」と語っていた。
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