事件【生活保護を問う】「あまりに重い判決」 不正受給事件判決で滝川市が控訴へ2013.4.4 22:18

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【生活保護を問う】
「あまりに重い判決」 不正受給事件判決で滝川市が控訴へ

2013.4.4 22:18 社会保障
滝川市内で最も高い市役所の庁舎(左上)と街並=北海道(大竹直樹撮影)

滝川市内で最も高い市役所の庁舎(左上)と街並=北海道(大竹直樹撮影)

 北海道滝川市の元暴力団組員の夫婦らによる生活保護費不正受給事件をめぐり、市の幹部5人に夫婦が介護タクシー代として詐取した総額約2億4千万円の損害賠償を求めた住民訴訟で、幹部2人の過失を認め、約1億円を2人に請求するよう市に命じた札幌地裁判決を不服とした同市は4日、「職員2人に約1億円の賠償命令は重すぎる」として控訴することを決めた。

 前田康吉市長は同日の市議会で、「あまりに重い判決。当時の職員はすでに処分を受けており、国や市への返済も終わっている」として控訴する意向を示し、議会側が同意した。

 札幌地裁は3月27日、「不正受給を疑うことは極めて容易に認識できた」などとして、市に対し、保護費支出の決裁権者だった当時の福祉事務所長ら2人に計9785万円の支払いを求めるよう命じた。

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