中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

次なる挑戦 岩城滉一 民間宇宙飛行 来春未カリフォルニア州から出発

2013年4月19日 紙面から

スペースシップ「Lynx」の模型の横で、搭乗チケットのパネルを手にポーズを決める岩城滉一=東京都渋谷区の原宿クエストホールで(江川悠撮影)

写真

 俳優の岩城滉一(62)が来年、日本の芸能人として初の宇宙飛行に挑戦することになり、18日に東京・原宿クエストホールで会見した。

 宇宙飛行士向けの腕時計を開発したスイスの高級時計ブランド「Luminox」と、民間宇宙旅行事業を手掛けるオランダの「SXC社」による共同プロジェクト。岩城がLuminoxの愛用者であることから、同社が岩城に参加をオファーした。

 岩城が搭乗するスペースシップ「Lynx MarkI」は、全長8・51メートルでパイロットとの2人乗り。最大速度はマッハ2、最高高度は地上から61キロ。来年4月から5月の間に米カリフォルニア州のモハベ宇宙港から出発予定だ。旅行費用の9万5000ドル(約930万円)は岩城自身が負担する。

 離陸後1分以内に超音速に達し、時速3000キロで上昇。約4分間宇宙空間に滞在後、約45分で帰還する。岩城は「僕らは民間宇宙飛行のパイオニア。成功すれば世界中から行きたい人が増える。やる以上は中途半端にはできないのでやります。『地球は青かった』って俺も言いたいよね」とニッコリ笑った。

 「F3000」などのカーレースやアクロバット飛行、スキューバダイビング、ジェットスキーなど陸、空、海のさまざまな競技やスポーツを楽しんできた岩城。未体験の宇宙旅行に備え、今年9月にオランダでシュミレーターや32型ジェット機を使ったトレーニングを受ける予定だ。

 今回の宇宙旅行の最大重力は4Gだそうだが「アクロバットの飛行機は10・5Gかかるから、2人が乗る飛行機は無理じゃない。ダメなものがあるとしたら性格ぐらい」と余裕のジョークだ。

 「家族が心配するのでは?」という質問には「万が一のときは、妻と子どもには『俺は星になるから、何かあったら空を見てくれ』と伝えたことを明かした上で、年齢や肉体面への不安を聞いた記者に「普通の人よりは身体能力があると思う。あなたに負けることはありませんよ」と涼しい顔で返していた。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ