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【プロ野球】

沢村 背信KO 巨人、東京Dの連勝止まる

2013年4月19日 紙面から

巨人−阪神 3回表2死一塁、マートンに1号2ランを打たれた沢村=東京ドームで(沢田将人撮影)

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◇阪神8−1巨人

 阪神が快勝した。1回に鳥谷の適時三塁打などで2点を先行。マートンが3回に2ラン、5、6回にともに適時二塁打して計5打点を挙げた。榎田は8回途中まで1失点で2勝目。巨人は沢村が3イニング4失点と誤算で連勝が5で止まった。

 東京ドームでの破竹の進撃が急停車だ。巨人は7点を追う9回の攻撃も三者凡退で終わって、本拠地初黒星。開幕戦から続けてきた東京ドームでの今季の連勝が、ついに10で止まった。昨年9月23日のヤクルト戦からの2年越しの本拠地連勝も14でストップ。後楽園時代の1983年に記録した15という球団記録に届くことはできなかった。

 「なかなかゲームをつくれなかった」。試合後の会見の口火をこう切った原監督。さすがに表情はさえなかった。それもそのはず。先発の沢村を筆頭に投手陣が1回から餌食となり、強力打線も6安打1得点と小休止。1週間ぶりの敗戦を喫するのも当然の結果だった。

 たかが1敗と言っていられない。新たな「Gキラー」の誕生を許したからだ。11日に甲子園で苦杯をなめた榎田とのリターンマッチ。シーズン序盤ということもあって特別な策こそとらなかったが、打者は前回の対戦の配球をしっかり頭にたたき込んで打席に入った。

 しかし、時に内角をえぐり、時にボール球を有効に使う左腕をとらえきれない。4回には1死満塁、7回も無死一、二塁とあと一歩まで攻め込むものの、テンポよく投げ込む榎田に最後はねじ伏せられてしまう。8回に1点を取るのがやっと。甲子園の雪辱どころか、返り討ちにあってしまった。

 「工夫はしているけど結果として相手が上回ったということですね」と原監督。この日ばかりは素直に完敗を認めた。榎田との対戦は15イニング1/3で8安打1得点。連覇を達成するためには苦手をつくるわけにはいかない。次こそ、この敗戦を糧にしてみせる。 (川越亮太)

 

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