ライフ東京駅の謎…佐賀・武雄に 建築界の重鎮、辰野の十二支そろう2013.4.18 18:57

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東京駅の謎…佐賀・武雄に 建築界の重鎮、辰野の十二支そろう

2013.4.18 18:57
佐賀県武雄市の武雄温泉楼門に彫られた4種類の動物。左上から時計回りに、酉(西)、子(北)、卯(東)、午(南)

佐賀県武雄市の武雄温泉楼門に彫られた4種類の動物。左上から時計回りに、酉(西)、子(北)、卯(東)、午(南)

 建築家、辰野金吾が設計した東京駅のレリーフにある八つのえとと、同じく辰野が設計した佐賀県武雄市の武雄温泉楼門に彫られた4種類の動物を合わせると十二支がそろう。楼門を所有する武雄温泉が発表した。なぜこの2カ所でそろうのか。関係者は「辰野の遊び心では」と想像を膨らませている。

 楼門の2階天井には方角通りに子(北)、卯(東)、午(南)、酉(西)がそれぞれ30センチ四方の杉板に彫られてはめ込まれている。一方、復元工事を昨年終えたJR東京駅丸の内駅舎の八角形のドーム天井にも、東西南北を除く八つの方角を表す8種類の動物のレリーフが飾られている。

 2カ所の関係性を示す文献や記録はないとされるが、武雄温泉の岸川日出男総務課長は「話題づくりのためにも、何とか謎を解明したい」と専門家に調査を依頼する考えだ。辰野(1854~1919)は佐賀県唐津市出身で明治建築界の重鎮。

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JR東京駅丸の内駅舎の八角形のドーム天井に飾られたえとのレリーフ(JR東日本提供)

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