株式会社ゲンロン代表取締役であり、思想家・東浩紀の呼びかけによるプロジェクト『福島第一原発観光地化計画』のポータルサイトがついにオープンした。
『福島第一原発観光地化計画』とは、25年後に福島第一原発の事故跡地で除染が十分進んでいることを前提に、同地の「観光地化」の可能性について考える計画だ。被災地の状況を風化させることなく未来に伝えていくために何をするべきかを考えながら、同プロジェクトの主旨に賛同する各分野の専門家や被災地の人々と連携し、調査や研究、提案などを進めていく。最終的には、民間発のユニークな復興案のひとつとして、現実の復興計画に活かされることを目的としていくという。ポータルサイトでは、プロジェクトの活動レポートや調査の結果報告、メディア掲載情報などが随時公開されるほか、2013年夏刊行予定の言論誌『思想地図β vol.4』でも発表される模様だ。
同プロジェクトには東浩紀の他、津田大介、清水亮、速水健朗、藤村龍至、開沼博、梅沢和木などもコアメンバーとして参加している。今後に注目が集まるプロジェクトだ。
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