English Technical Writing Test


とは? English Technical Writing Test

工業英語の能力を客観的に評価する制度で1992年秋より文部科学省後援試験となっています。

1級から4級まであり、毎年5月と11月の日曜日に 全国の公開試験会場で実施されています。
また、7月・1月の土曜日に3級・4級が東京・名古屋・大阪で実施されます。

願書入手方法     受験案内パンフレット(flashPlayerが必要です)

詳しい出願方法

今後の試験日程と願書受付期間のご案内

よくある質問

過去試験問題のサンプルをご覧になりたい方

各回別の「試験問題と模範解答」をご希望の方

工業英検データ


どの級を受けようかな?

  受験区分 出題形式
工業英検1級 工業英語の専門家としての実務能力を有する者 (5月・11月に実施) 一次試験(筆記)英文和訳/和文英訳/修辞
二次試験(面接)筆記試験合格者のみリスニングテスト
工業英検2級 実務経験者を標準とし、工業英語全般の知識を有する者 (5月・11月に実施) 英文和訳/和文英訳/修辞(筆記試験のみ・全問記述式)
工業英検3級 大学専門課程、工業高等専門学校上級学年、専修・専門・各種学校在学程度の工業英語の応用知識を有する者 英文和訳/和文英訳(短文)/適語補充/単語問題(筆記試験のみ・全問マークシート方式、2007年度試験より全問マークシート方式)
工業英検4級 工業高校、工業高等専門学校程度の工業英語の基礎知識を有する者 英文和訳(短文)/適語補充/単語問題(筆記試験のみ・全問マークシート方式)

審査基準

4級  程 度 工業英語の基礎知識を有しているレベル
領域 読む ・科学・技術に関する簡単な文を読むことができる。
・実験、生産工程に関する簡単な指示、注意事項を読むことができる。
・実験室、生産現場の簡単な掲示、看板を読むことができる。
書く ・科学技術の分野の基礎的な単語を書くことができる。
・科学技術の分野の簡単な文を書くことができる。
3級 程 度 工業英語の応用知識を有しているレベル
領域 読む ・科学・技術に関する基本的な文章を読むことができる。
・簡単な取扱説明書を読むことができる。
・実験、生産工程に関する指示文、注意事項を読むことができる。
・実験室、生産現場の掲示文、看板を読むことができる。
書く ・科学技術の分野の基本的な単語に習熟し、簡単な説明文、操作指示文などを書くことができる。
2級 程 度 工業英語全般の知識を有しているレベル
領域 読む ・技術的な文章(取扱説明書、仕様書、論文等)のスタイルの違いをほぼ理解し、読むことができる。
・専門雑誌、業界誌の内容をほぼ正確に理解できる。
・自分の専門分野の論文をほぼ正確に読むことができる。
書く ・技術論文のメカニクス(句読点、記号、略語等)をほぼ正しく使った文章を書くことができる。
・科学技術の専門用語に習熟しており、スタイルをほぼ良く考慮した文章を書くことができる。
1級 程 度 工業英語の専門家としての実務能力を有しているレベルで、実務上、工業英語を指導できる
領域 読む ・技術的文章(取扱説明書、仕様書、論文、規格等)のスタイルの違いを正確に理解し、読むことができる。
・専門とする分野に関して、高度な論文、記事を正確に読むことができる。
書く ・読み手に応じた工業英語のレトリック(文章表現法)、メカニクスを活用して、商品としてのテクニカルドキュメントが作成できる。
・他人が書いた英文をテクニカルライティングの面から添削できる。
聴く ・ネイティブの技術者やテクニカルライターとドキュメント制作上の問題点について討議できる。

実施要領

公開試験実施月 [5月・11月の日曜日]/[7月・1月の最終土曜日(3級・4級、東京・名古屋・大阪)]
願書受付期間

5月試験は、3月1日より試験日の1ヶ月前まで(消印有効)

11月試験は、9月1日より試験日の1ヶ月前まで(消印有効)

7月・1月試験は、試験日二週間前までコンビニ受付けのみで対応  お申し込み期間はこちらです

願書受付窓口

全国特約書店、大学生協、若しくは小会直接またはコンビニ

7月・1月試験はコンビニ受付けのみ

複数受験

■複数の級を受験できます。ただし各級の出願が必要です。

■同じ級の重複受験はできません。

合否通知/合格認定証について ■4・3・2級→試験日の約1ヶ月後に郵送。
■1級一次試験→受験日から2週間くらいで郵送。
■採点結果と合否結果についてのご質問には回答いたしておりません。
試験当日の注意 ■受験票と身分証明書(運転免許証、学生証、社員証、旅券、健康保険証など)をご持参ください。
■筆記用具(黒鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)をご持参ください。
■1級・2級は辞書または辞典を2冊まで持ち込みできます。ただし電子辞書類および参考書、用語集、単語帳は持ち込みできません。
5月、11月試験
試験会場
■北海道から沖縄まで全国約50会場。1級一次試験(筆記)は東京、名古屋、大阪、福岡の4会場。
■1級一次試験(筆記)合格者の二次試験(面接)は6月、12月の日曜日に東京、大阪の2会場で実施。
7月・1月試験の会場は東京・名古屋・大阪の三会場
団体受験制度 ■10名以上の受験者のある学校・団体が対象です。在学校・所属団体が対象となっているかは直接お問い合わせください。
■7月、1月の最終土曜日、団体受験10名以上が対象で工業英検3級・4級のみ実施しています。5月と11月には1〜4級を実施しています。
その他 ■履歴書の免許・資格の欄に「文部科学省後援工業英検○級」と明記できます。
■工業英検の合格者に単位認定する学校が急増しています。在学校に確認してください。
■各回各級の最優秀者には「文部科学大臣奨励賞」が授与されます。

《合格認定証》 ※1級合格認定証にはバインダーが付きます。

    

試験の時間と検定料

5月、11月と7月、1月試験では開始時間が異なります

「いったん納入された検定料は、理由のいかんを問わず返金いたしません。また次回 以降への繰り越しもできません。」


願書入手方法は2種類(5月、11月の出願期間内のみ)

   ①全国の特約書店にて受け取る

   ②検定事務局に請求する

   5月・11月のみ。7月と1月は、願書はありません。コンピニから直接お申込みください


出願方法は3種類(出願期間内のみ)

検定事務局へ直接

「願書」に検定料と同額の「郵便為替(何も記入しないでください)」を専用封筒または私製封筒(切手貼付)に入れ、検定事務局に送付ください。

②特約書店・大学生協へ

検定料お支払い後、書店受付印を受け、受験者自ら「願書」を専用封筒または私製封筒(切手貼付)に入れ、検定事務局に送付ください。

*①②いずれの場合も、検定事務局へ送付となります。この送付がないと受験できません。
宛名ラベルをご用意しています。

専用封筒または私製封筒に切手を不足のないよう貼って送付ください(普通郵便可)。返信用封筒は不要です。

*同時に複数級の受験をされる場合、「願書」は級ごとに必要です。不足の場合はコピーしてください。郵便為替は合算で、同じ封筒に入れて送付ください。なお、同じ級の重複受験はできません。

   7月と1月は、コンピニからの直接お申込みとなります

*①②の送付先
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 公益社団法人日本工業英語協会 検定事務局

③コンビニからのお申し込み(この方法では受験願書の記載・送付は必要ありません)

出願期間内にコンビニ(セブンイレブンローソンファミリーマートサークルK・サンクスミニストップ(一部店舗、順次拡大中[ローソンと同じ端末です]))の情報端末からお申し込みできます。
「資格・検定申込み」(学び・教育 各種申込)画面から「検定試験/語学関連」→「工業英検(工業英語能力検定試験)」・・・
受験料のお支払いはコンビニレジにてお願いします

*①②③の出願後、不備があった場合を除き、検定事務局からの受領のご連絡はいたしておりません。
「受験票」「試験会場案内図」ハガキは、試験日の14日前(7月・1月試験は10日前)に発送開始しますので、それまでお待ちください。万一、未着の場合は試験日の10日前から7日前までの間にご連絡ください。


FAQ

Q.工業英検とはどのような試験ですか?
A.工業英検は、わが国の工業英語の重要性を広く普及・啓発し、その実力を客観的に正しく評価することを目的に1981年より実施している文部科学省後援の検定試験です。また、社団法人全国工業高等学校長協会、国立高等専門学校協会ならびに財団法人専修学校教育振興会など14団体の後援を得て実施しております。 さらに昨今、工業英検合格者に単位を認定する学校が増加しており、学生の注目を集めてきております。

Q.受験資格の制限はあるのですか?
A.受験資格は一切ありません。どなたでも受験できます。

Q.3級と4級を同時受験はできますか?
A.すべての級は、開始、終了時間が異なっておりますので、複数の受験ができます。ただし、それぞれに願書が必要です。手元に1部しかない場合は、コピーを利用されても構いません。

Q.団体受験はできますか?
A.受験者が10名以上の場合、<団体受験会場>として団体で受験できます。なお、7月、1月にも3・4級を実施しています。受験のチャンスが広がっています。

Q.試験はすべて記述式ですか?
A.3級、4級は全問マークシート方式です。複数の選択肢から正解を選び出す方法です。1・2級は全問記述式です。

Q.工業英語を勉強するにはどうしたらよいでしょう?
A.工業英語の基礎は、まず単語と例文の習得です。基礎単語と基本例文を掲載している小会発行図書の『工業英語ハンドブック』や工業英検4級レベルの対策として編集されております『工業英検4級対策』『工業英検4級クリア』などが学習に最適でしょう。また、授業で教材として使用されるには『工業英語ファーストステップ』、『工業英語ワンステップ』が最適です。

Q.1級と2級で受験に持ち込めるおすすめの辞書はありますか?
A. 小会では、特に辞書の推薦を行っておりません。技術用語辞典は、各出版社から発行されているようですので、書店や各種検索サイト等で調べてみてください。なお、試験に持ち込みできるのは、「辞書」「辞典」のカテゴリーに属する書籍のみで、「用語集」「単語帳」「参考書」等は持ち込みできませんので、ご注意ください。

Q.記述式での解答は、筆記体で書いてもいいですか?

A.記述式解答用紙には、活字体、筆記体どちらを使用されても構いません。普段書きなれた文字でご解答ください。

Q.合格認定証を紛失してしまいました。再発行できますか?
A. 「合格認定証」の再発行はいたしかねますが、「合格証明書」は手数料2,000円でいつでも発行できます。氏名、合格された年と時期、級、受験会場等、お分かりになる範囲で結構ですので、お知らせください。

Q.工業英検の資格を持っていると就職に有利になるのでしょうか?
A.最近、技術者を対象に企業内研修の一環として、工業英語の教育から工業英検の取得までを実施している企業が増えてきています。これは企業では、英文技術文書やインターネットを介した先端情報など技術分野におけるリーディング力、ライティング力が求められてきているからです。こうした背景によりこれからエンジニアをめざす学生には必要な資格のひとつと言えるでしょう。

工業高校では4級、高専、大学では3級をぜひ、取得したいところです。
なお、合格者は、履歴書に「文部科学省後援工業英検〇級合格」と明記できます。