朝鮮学校補助金:川崎市長が理解求める /神奈川
毎日新聞 2013年04月17日 地方版
川崎市が市内の朝鮮学校2校への補助金約840万円を今年度も予算計上したことについて、阿部孝夫市長は16日、「市議会でも(補助金)支出について厳しい意見が出た。どちらかと言えば世の中全体では朝鮮学校に補助金出すなという意見が多いが、川崎では韓国系(の児童)が8割もいる」と話し、理解を求めた。同日の定例記者会見で言及した。
同市は、補助金を朝鮮学校を通じて児童が通う世帯に現金給付しているが、昨年度の補助金の一部は、拉致被害者家族が書いた本などで現物支給する方針。今年度分も給付のあり方を見直すかについて、阿部市長は「どう執行していくかは先の話」と述べるにとどまった。【高橋直純】