応援中のゲームですよ。
2008-04-20
■[雑記][Game]海腹川背さんの巨乳について
評判とか売り上げとかアマゾンレビューとか、最近の海腹川背があまりに可哀想で泣けてきそうです。皆さんもう少しこう何というか手心というか…って思ってしまいますよ。
ところで唐突ですが、言わずとしれたこのゲームの主人公こと『海腹川背さん』。実は割と深い設定があったりする人なのですが、彼女のデザインに関して
『キャラデザの近藤敏信氏は最初もっと年齢の低い設定でデザインをしてたけど、実は19歳だったということを後で知り、急遽巨乳にした』
という説が一般に知れ渡っています。実際wikipediaを初め、どこのサイトを見てもこう書かれているので、ネット界隈では誰もがこれを当然のように史実として捕らえています。私もそうでした。
ところが、どうやら真実は違うらしいのです。
というのも、ゲームサイドという雑誌に近藤敏信氏のインタビューが載っているのですが、ここで氏はこう述べているのです。
――川背さんは子どものイメージで描かれて、19歳という設定を聞いて慌てて胸を大きくした、というエピソードがあるのを聞いたのですが…
その話はウソです…。ロリなのに巨乳で巨大なアホ毛というキャラクターを描いてしまった自分への照れ隠しでウソつきました。ごめんなさい。
とのこと。まぁ萌なんて言葉が存在せず、オタ臭いモノへの風当たりが今とは比較にならなかった時代の話、羞恥心からそう言いふらしたってのも理解できる話です。ということで、こうして前述の説は完全否定される結果となった訳ですが、一度広まってしまった話がそう簡単に覆るとも思えないので、今後も旧説が定説として伝えられていくんじゃないでしょうか。
にしても、こういった創作物に纏わるエピソードって「真偽の判断材料が当人の脳内にしかない」という根本的かつ致命的な問題がありますね。おかげで当人の口から出たものは、真偽に関わらず世間には事実として受け入れられてしまう訳で。さらに言うなら『記憶の曖昧性』だの『見栄やエゴ』だのも絡んでくるので、「もしかしたら新しく出たこの説も実は捏造では…」とか疑いだすともうキリがありません。
こと創作物のエピソードに関しては『先に定着したものが史実、真実はと違っても仕方ない』というスタンスが現実的なのかもしれませんね。