海腹川背



当ホームページのレビューにはネタバレが含まれています。
ゲーム未プレイの方はご注意ください。

タイトル画面です


ストーリー
★★★★☆
グラフィック★★★★★
音楽
★★☆☆☆
操作性
★★★★★
面白さ
★★★★☆
最終評価
★★★★☆




1994年に株式会社TNNからSFCで発売されたアクションゲーム。

主人公の女の子を操作し、ルアーの付いたゴムロープで障害を乗り越え進んでいくゲームです。

その特徴的な操作性、世界観、作りこまれたシステム、主人公「海腹川背」さんの愛らしさ等で今でも人気のあるゲームです。

難易度は高く、まだ僕はクリアしたことがありません。

とは言ってもこのゲームに正確なクリアというものは無かったりします。

海腹川背には30分の時間制限が設けられており、30分過ぎた時点でその面が最終面になるというシステムになっています。

つまりEDが見たければ一つ一つの面に時間をかければ見ることが出来るようになっております。

ただEDはとても簡素な物なのであまり見る価値は無いかも(^_^;)

達成感はありそうですけどね。


ここから川背さんの旅(?)が始まります  ルアーを上手く使って進んでいこう


ストーリーは説明書を持っていないため確認できないのですが、このゲームには裏設定という物が存在しています。

これはゲームデザイン兼プログラミングを担当されている酒井潔さんがホームページで公開されていたのですが、あまりに雰囲気にそぐわない為無かったことにされてしまいました。

かなり暗いストーリーでして海腹川背には合わないと判断されたようです。

僕はこういう暗いストーリーが結構好きなので評価を高めにしました。

せっかくなので載せておきますね↓



〜 川背の生まれる数年前 〜


すきのない究極の味を追求して全国を流れ歩く「流しの板前」(後の)川背の父と、人を喜ばせるための味を追求して場末の定食屋を手伝っている(後の)川背の母が出会う。

同じように味の道を追求する若い二人は結婚し、小さな定食屋を始めるが、すきのない厳しいプロの味を目指す父は、

あたたかい家庭のぬくもりにひたり、しだいにプロとしての厳しさを失っていく自分に気づく。

味の道を捨てられない父は、再び流しの板前としての道を選び離婚。娘二人は、姉は母方、妹(川背)は父方にひきとられる。

川背は、まだ物心つく前(1才前後)で母と姉の記憶はなく、その後も何も聞かされなかったため、姉がいることは知らない。


〜 川背が中学生の時 〜


父と二人で全国を流れ歩きながら、しだいに味の道に目覚めていく川背。

ある日、いつものように究極の素材を求めて山へ入った父はそのまま行方不明に。

警察の捜索でも見つからず、結局死亡届が出される。住み込みで働いていた料理屋で質素な葬式が行われる。

その後川背は、料理屋の夫婦の世話で中学を卒業、高校進学を勧められるが、父の意志を受け継いで流しの板前になる決意をする。

その前後、川背の姉もまた母の店を手伝いながら味の道に精進していたが、しだいに厳しいプロの味に引かれはじめていた。

母は、離婚した父と同じ厳しい味を求めはじめていた姉に、好きな道を選ばせる覚悟を決める。

が、「ふぐの肝も食わずに味の道は語れん」と豪語する客の話を聞いた姉は、母の留守中、店で出すために仕入れてあったふぐを無免許で捌き肝を食べて中毒死する。


〜 川背19才くらい 〜


板前としての腕にも磨きがかかり、いつものように「板前募集」の張り紙を見てフラっと定食屋に入る。

とりあえず賄い(まかない)として出された何のへんてつもない素朴な料理をなにげなく食べるが、今までに味わったことのない究極のおふくろの味にショックを受ける。

自分の力の無さを思い知り店を出ようとするが、一目見て我が娘と気づいた定食屋のおかみに引き止められ、その店で一から修行し直すことになる。

実の母とは知らずに、毎日楽しく愛に満あふれた日々を過ごす。(この間に姉とは知らずに、死んだ姉の話も聞く)

ある日、川背一人で買い出しに出かけた市場で何気なく聞いた話から、定食屋のおかみが自分の母であることを知る。

味のために死んだ父や、無免許でふぐを捌いて死んだ姉を思い、自分の進むべき道を見失っていたことに気付く。

置き手紙をして店を出ようとする川背に、全てを悟った母が「最初で最後の母の味」と、

自ら握ったおにぎりを差し出すが「自分の進むべき道は厳しさの道」と、受け取らずに心で泣きながら出ていく。

味の道の奥深さを学んだ川背であった。

ゲームの舞台は川背の深層心理で、ゲーム中のビジュアルは深層心理を映像化したものであり、いわば川背の(夜見る)夢のようなものである。

川背の心には、常に、満足に得られなかった親からの愛を求めて、すきま風が吹いているので、ずいぶんと殺風景な心象風景となっている。

川背の生活に、当たり前のようにのしかかる「味の道の模索」は、そのまま、魚との格闘という形で現れている。

しかし、本来は自分自身との戦いであって、これは「海腹川背」のゲーム性が、まさに自分との戦いであることに通じる。



以上が海腹川背裏設定です。

しかしなんか姉の死因がアレですよね(^_^;)

でもフグの毒であるテトロドトキシンって結構洒落にならない威力みたいですね。

青酸カリの850倍らしいです。

クサフグの卵巣なんか440MUもあるらしいですよ。

1gでねずみが440匹逝ってしまいます(´д`;)

フグって恐ろしいですね。


どひゅーん  上昇する足場等様々なギミックがあります


グラフィック綺麗ですねー。

すごく綺麗なドットでモーションも凝っています。

ドット好きな僕としては満点です。

90年代のドットって凄く綺麗なものも結構微妙な物もありますよね。

やはりドッターさんが良かったのでしょうか?

海腹川背のグラフィックは1994年に出たゲームの中でもかなり上のほうではないでしょうか。



音楽に関してはちょっと曲数が少ないので評価を下げました。

ゲームオーバー時の曲が一番好きですね。

それと効果音はかなり良いと思います。

ルアーが引っ掛かった時の「カキン」て音が堪らなく好きです。



操作性はもの凄く独特です。

慣れるまで結構かかりますが慣れてしまうと川背さんを動かしているだけ凄く楽しくなってきます。

基本動作は少ないのにテクニックが多いので覚える事は山ほどあります。

覚えれば覚えるほど楽になっていく、それも海腹川背の面白さなのでしょうね

操作性は抜群で自分が上手くなれば操作についての不満も自分が未熟だったからということが分かってきます。

ということで満点で。


リュックを取って1UPしましょう  敵も気絶させれば回収する事ができます


面白さも抜群!と言いたい所なのですがモードが少ないです。

飽きてくる人は結構すぐ飽きてしまうかと思われます。

古いゲームなのでモードが少ないのはしょうがないかもしれませんけど。

時間制限の無い色んなテクニックの練習が出来る練習モードとかがあると良かったかな?



最終評価は音楽面を考慮して★4つとなりました。

やってみたらアクションゲームが好きな人ならハマると思います。

とても面白いゲームなのですが手に入りにくいのが問題なんですよね。

ちなみにPSで続編海腹川背 旬というのも出ています。

が、こちらはもっと手に入りません(´・ω・`)

そして海腹川背 旬がPSPに移植されるという事を知りとても喜んでいたのですが、どうも色々問題が起きているようです。

詳しくは 海腹川背Portable要望まとめwiki にて。

これはかなりヤバそう……

予約しちゃってんだけどなぁ……orz


浮いてるー!ゲームセンターCXで課長も苦戦  崩れる足場。気をつけろ!


PICKUP キャラ  海腹 川背

海腹川背の主人公の海腹川背。うみはらかわせと読みます。そのまんま。通称川背さん。

幼い顔立ちの割に巨乳なのはキャラデザの近藤敏信さんが中学生と勘違いしていて最初は中学生らしい絵を書いたらしい。

その後19歳と聞かされて急遽胸だけ大きくしたとのことです。

童顔巨乳が受けたのかゲーム中の可愛らしさが受けたのかは分かりませんがとにかく今でも人気のあるキャラ。

攻略本内で川背さんと呼ばれていた事からファンからも川背さんと呼ばれています。

PSP版の予約特典で制服を着ている川背さんがいるのですが、川背さんて19歳ですよね?

まだ学生さんなのでしょうか?

慣れてくるとショートカットも出来ます  ここで詰まっちゃってんだよなぁ


巨大おたま襲来  タツノオトシゴ、邪魔してきます  おわり。シュールすぎるw






2008年3月19日



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