世界初の種なし甘柿盗難、福岡県 畑から抜かれる福岡県は18日、県が開発した世界で初めての種なし甘柿「秋王」の苗木19本が同県久留米市の畑から盗まれたと発表した。県警に盗難届を出した。 県によると、秋王は2016年から本格的な販売を目指しており、従来の柿と比べて大玉で甘いのが特徴。県と契約を交わした農家だけが栽培を許されている。 盗まれた苗木は高さ60~70センチ。農家が2日ほど留守にしている間に、畑から引き抜かれて盗まれた。 福岡県では筑後地方を中心に柿の栽培が盛んで、昨年の生産量は全国3位。県は「盗んだ苗木の実を別名で流通させてもDNA鑑定ですぐに判別できる」としている。 【共同通信】
|