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鳥インフル 野鳥の調査強化へ
4月19日 4時37分

鳥インフルエンザウイルスへの感染者が相次ぐ中国で、ウイルスが初めて野生のハトから検出されたことを受けて、環境省は、国内への影響を未然に防ぐため、野鳥の調査を強化することになりました。

中国ではH7N9型の鳥インフルエンザウイルスへの感染者が相次いでいて、今月16日、野鳥としては初めて、江蘇省南京市で野生のハトから検出されました。
国内ではこれまでの調査で野鳥からウイルスは見つかっていませんが、環境省は影響を未然に防ぐため、野鳥の調査を強化することになりました。
環境省によりますと、春に中国から日本に渡ってくる可能性があるシギ・チドリ類とサギ類について、通常は原則として10羽以上死んでいた場合に、ふんを採取するなどしてウイルスが含まれていないか確認していますが、今後は生きている個体を捕獲して調べることにしています。
また、一般的に中国からの飛来がないとされている、飛行距離の長いハト類のキジバトについても、念のため調査の対象に加えることにしています。
環境省は「今の時期は野鳥によって日本へウイルスが持ち込まれる可能性は低いと考えている。ただ、心配する声が多く、念のため調査を強化する」としていて、近く海沿いの地域などを中心に調査を始めることにしています。

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