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三宅島 地震回数減少も引き続き注意を
4月18日 14時13分

三宅島 地震回数減少も引き続き注意を
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東京の三宅島近海では17日、地震活動が活発になって、三宅島で震度5強の揺れを観測しました。
18日になって地震の回数は減ってきていますが、気象庁は引き続き地震活動に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、三宅島近海では17日午前から地震活動が活発になって、夕方にはマグニチュード6.2の地震が起きて、三宅島で震度5強の揺れを観測しました。
三宅島ではその後も地震が相次ぎ、1日で震度5強の揺れを1回、震度3を6回、震度2を10回、震度1を23回観測し、体に感じる地震は合わせて40回に上りました。
18日は午前11時半までに震度1の揺れが2回と、17日に比べてやや回数が減ってきていますが、体に感じない地震は通常より活発な状態が続いています。
三宅島では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているおそれがあり、気象庁は引き続き地震活動に十分注意するよう呼びかけています。
また、18日朝、三宅島の東の海域で海水が緑色に変色しているという情報があり、地震の影響かどうか念のため確認するため、海上保安庁が上空から調査しましたが、変色した場所は見つかりませんでした。
このため海上保安庁は付近を通る船舶に出していた航行警報を取り消しました。

村の担当者が被災状況を確認

震度5強の地震から一夜明け、三宅島では、島内の被害状況を確認するため、村役場の担当者2人が、林道や農業用の施設を見て回りました。
このうち阿古地区と伊ヶ谷地区にまたがる林道清水線では、山の斜面が崩れ、10メートル以上にわたって道が塞がれている場所が少なくとも2か所確認され、担当者は、被害の様子を撮影していました。
そして、林道の入り口にロープをはって、一般の車が立ち入れないようにしました。
また、阿古地区では、農業用水の設備が壊れていないか、貯水池や水圧を調整する設備を見て回りました。
その結果、貯水池には異常はありませんでしたが、農業用水が下流まで流れないことが分かり、地中に埋まっている配管が地震で壊れた可能性があるということです。
三宅村観光産業課の長谷川亘係長は「余震があれば、さらに被害が広がる可能性があり、不安です。余震の影響を見極めながら、島の人が生活に困らないよう壊れた箇所を早期に復旧させていきたい」と話していました。

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