トップページ社会ニュース一覧三宅島 12年のデータと比較すると
ニュース詳細

三宅島 12年のデータと比較すると
4月18日 20時4分

三宅島 12年のデータと比較すると
K10040204311_1304182005_1304182011.mp4

三宅島近海で地震活動が活発になっていることについて、気象庁は地震活動の推移や地盤の観測データから今回の地震活動は今のところ火山活動の活発化に結び付かないとみています。

気象庁は、平成12年に噴火した際の地震活動の推移や観測データと今回の地震活動を比較しました。
それによりますと、平成12年に地震活動が活発になったのは、6月26日でした。
午後6時すぎに島の直下およそ3キロの付近で火山性の地震が発生し始め、徐々に活発になりました。
3時間後の午後9時すぎから、地震活動が活発な場所は島の直下から西の沖合へ移動し、その後さらに北西へ向きを変えて1日当たり5キロから10キロ移動しました。
6日後の7月1日には神津島の東方沖に達して、マグニチュード6.5の地震が発生し、神津島で震度6弱の激しい揺れを観測しました。
その後も三宅島と神津島の間で地震が活発に起きるなか、7月4日からは三宅島の直下で地震が観測され、震源が徐々に浅くなって8日に山頂から噴火したのが観測されました。
一方、今回の地震は、島の直下では起きていません。
気象庁によりますと、いずれも震源地は三宅島の西の沖合およそ10キロの付近、震源の深さは10キロから20キロと推定されていて、地震が活発に起きている範囲は移動したり浅くなったりしていないということです。
また、地下のマグマが上昇した際などに山が僅かに膨張する動きを捉える観測データは、平成12年のときは、地震活動が活発になった直後の6月26日の午後7時すぎから急激に変化しているのが確認されました。
気象庁によりますと、今回はこれまでに特段の変化は観測されていないということです。
このため気象庁は、今回の地震活動は今のところ火山活動の活発化に結び付かないとみています。
気象庁は、地震の震源が島の直下に移動したり浅くなったりしないかどうかなど注意深く監視することにしています。

[関連ニュース]
k10014020431000.html

[関連ニュース]

  自動検索

地震回数減るも引き続き注意を 三宅島 (4月18日 18時15分)

三宅島 地震回数減少も引き続き注意を (4月18日 14時13分)

三宅島 今後の地震活動に注意 (4月18日 6時25分)

三宅島の地震で3人けが (4月17日 20時8分)

専門家 データ推移見守る必要 (4月17日 19時47分)

このページの先頭へ