経済成長に陰り…焦るサムスン 「やらせ」でライバル中傷が発覚+(1/3ページ)(2013.4.18 11:05

  • [PR]

経済

  • メッセ
  • 印刷

成長に陰り…焦るサムスン 「やらせ」でライバル中傷が発覚

2013.4.18 11:05 (1/3ページ)携帯電話・スマートフォン
破竹の進撃を続けてきた韓国のサムスン電子だが、中国や台湾メーカーの猛追で成長に陰りもみられる(ロイター)

破竹の進撃を続けてきた韓国のサムスン電子だが、中国や台湾メーカーの猛追で成長に陰りもみられる(ロイター)

 韓国のサムスン電子が、ライバルである台湾の電子機器メーカー、HTCのスマートフォンなどについて、アルバイト学生を雇い、ネット上に「誹謗(ひぼう)中傷」を書き込ませていたことが発覚した。台湾の公平交易委員会(日本の公正取引委員会に相当)が4月17日までに、調査に入った。スマホ市場で快進撃を続けるサムスンだが、HTCを筆頭とする台湾や中国の新興勢力が猛追。成長に陰りが出ており、その焦りが、“ネガティブキャンペーン”につながったとみられている。

学生雇いネット投稿

 「(ネット上で)匿名のコメントを投稿するマーケティング活動を停止しました。われわれは、今回の事件を残念に思います。再発防止のため、従業員への教育とトレーニングを強化します」

 サムスンの台湾法人である「サムスン電子台湾(SET)」は17日までに、自社の公式フェイスブックで、やらせによる中傷を事実上認める謝罪文を掲載した。

 英BBC放送(電子版)や英IT系ニュースサイトのPCアドバイザーなどによると、今回の“やらせ”は、台湾国内でサムスンに反感を持つ人たちが情報交換をするサイト「台湾サムスンリークス」への投稿がきっかけで発覚した。

(次ページ)「俺の彼女はONEを使っているが、しょっちゅう故障していた」

このニュースの写真

サムスンから中傷攻撃を受けた台湾HTCのスマホ

関連ニュース

関連情報

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2013 The Sankei Shimbun & Sankei Digital