高校講師、生徒の前でみだらな行為 /ソウル

生徒に暴行も、ネットで物議醸し解職

 ソウル市内の高校で、50代の男性講師が授業中に生徒に暴行を加えたり、みだらな行為をしたりする場面がインターネット上にアップされ、物議を醸している。これを受け学校側は、問題の講師を直ちに解職した。

 ソウル市教育庁(教育委員会に相当)によると、事件は17日午後2時45分ごろ、ソウル市陽川区のA高校(男女共学)の教室で起こった。期限付き講師の男性(55)は、漢文の授業中、男子生徒B君がイヤホンを耳に当てているのを見つけ「イヤホンを外せ」と指示した。B君はイヤホンを外したが、講師は「態度が生意気だ」として、教室内でB君を数回殴打し、止めに入ったC君も殴った。

 授業が終わった後、講師はB君とC君を職員室に連れていき、再びこぶしで顔を殴った。そばにいた同僚の教師2-3人が止めに入ったが、講師は同僚たちにも暴行を加えた、と警察は説明した。このとき、B君とC君は逃げ出し、講師は「どこに行ったんだ。必ず見つけ出してやる」と言って校内を探し回っていたが、校舎5階の廊下で突然、数人の生徒や教師たちが見ている前で、ズボンを膝まで下ろし、パンツの中に手を入れてみだらな行為をしたという。講師がみだらな行為に及ぶ場面を、ある生徒が携帯電話のカメラで撮影し、インターネット上にアップした。

 講師は警察の調べに対し「(同僚の)先生たちともみ合っていたとき、ズボンがずり下がっただけで、みだらな行為をするつもりはなかった」と供述した。

 講師は先月、A高校に採用されたばかりだった。同校の関係者は「講師はほかの学校で真面目に勤務していたと聞き、採用を決めた。過去に精神的に問題があったか否かについては現時点では分からない」と話した。

キム・ヨンジュ記者
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