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予知連会長 今後の地震活動詳しく観測を4月18日 19時26分
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三宅島の地震活動と火山活動の関連について、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は「今のところ噴火に結び付くような変化は見られていないが、今後の地震活動を詳しく観測する必要がある」と指摘しています。
藤井会長は、平成12年の6月から始まった一連の噴火活動のうち、6月と7月はある程度予測できたが、8月以降の噴火は予想していたメカニズムと異なり予測が難しかったとしています。
さらに、三宅島でガスを噴出し続ける火山活動は過去の記録から分かっておらず、現在の三宅島の火山活動は以前とは全く異なる仕組みになっていると指摘しています。
藤井会長は、今回の地震活動は今のところ噴火の兆候に結び付くものではないとしたうえで、「いずれ起きる三宅島の噴火は過去に起きていたものとは別の噴火になる可能性があり、マグマの動きをきちんと観測する必要がある」と話しています。
また「三宅島は海底から盛り上がった火山で、陸上の観測では不十分で、大部分を占める海底を観測していく必要がある。繰り返し噴火を続けた火山で、いずれ噴火することは考えられるため、今後も注意を怠ってはいけない」と話しています。
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