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赤い地下水「小豆の煮汁」中国当局幹部更迭
中国・河北省の環境当局幹部が、工場の排水によって赤くなったとされている地下水について、「小豆の煮汁と同じで汚染ではない」などと発言し、更迭された。
国営の中国中央テレビは3日、河北省の滄州市で地下水を飲んだ800羽を超える鶏が死んだり、水が赤くなったりする被害が出ていると伝えた。
住民らは近くの化学工場の排水が原因だと主張したが、河北省滄県の環境保護局長は「例えば、一握りの小豆を入れたら水は赤くなる。一緒に米を煮たら赤くなるでしょ。赤くても基準を満たしていないわけではない」と釈明した。この発言について市民から批判が殺到し、局長は放送の2日後に更迭された。
地元政府が7日に発表した検査結果によると、水から基準の73倍を超える有害物質アニリンが検出されたという。
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