ニュース詳細
100円値下げで横並び 牛丼競争再燃4月18日 12時16分
K10040034711_1304181310_1304181314.mp4
アメリカ産牛肉の輸入規制の緩和を受けて、「吉野家」が18日から主力メニューの牛丼を100円値下げし、これで大手チェーン3社の価格が横並びとなり、競争が再び激しくなっています。
吉野家は、アメリカ産牛肉の輸入規制が2月に緩和され、調達コストを下げる見通しがついたことから、18日から牛丼の「並盛」を100円値下げして280円にしました。
東京・有楽町の店では、午前10時に、店員が「今から280円で販売します」と宣言すると、客が店に入り牛丼を注文していました。
このチェーンでは、BSEの発生以降も割安なオーストラリア産などを使わず値下げを行わなかったことや、コンビニの弁当などとの競争の激化で客数が減少し、ことし2月期の決算は3年ぶりの最終赤字に転落しました。
このため、値下げによって客数を30%増やし黒字化を目指すということです。
牛丼チェーンの売り上げが伸び悩むなか、今回の値下げで、ほかの大手チェーンの「すき家」や「松屋」と並盛の価格が横並びとなり、顧客の獲得競争が再び激しくなっています。
安部修仁社長は「インフレ基調にならないと経済がよくならないというのは正しいが、一般大衆の所得はまだ増えておらず生活実感も苦しい。消費者も低価格を望んでいる」と話しています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|