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青森で雪中行軍殉職者供養祭
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奉納供養される隊員の名簿(左上)の前で、八甲田雪中行軍について講話する山下さん |
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八甲田雪中行軍殉職遭難者の百十二回忌名簿奉納供養祭が13日、青森市横内の台徳寺で開かれた。集まった約30人が雪中行軍の歴史に触れ、行軍隊に思いをはせた。
奉納供養祭は、同寺の佐々木堯廣(ぎょうこう)住職が昨秋、雪中行軍を研究しているセミナー青森取締役顧問の山下康博さんの講演を聞いて「僧侶として行軍の皆さまを供養したい」と思ったことがきっかけ。
佐々木住職は青森歩兵第五連隊の210人全員の名前を筆で書き上げ、同日、一人一人の階級と名前を読み上げて名簿を奉納。「青森隊は多大の犠牲と引き換えに、軍人の精神だけでは風雪と寒さに勝てぬことを陸軍省に教えた」と述べ、供養した。
法要に先立ち、山下さんが講話。雪中行軍はロシアから日本を守るために行われ、遭難で得た教訓が日露戦争の勝利につながった−とし「青森隊の努力に感謝し、それを若い人たちにも伝えていかなければならない」と語った。
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