八戸舞台の小説「ライアの祈り」映画化へ(2013/04/13 11:03)
小林眞市長(左)に「ライアの祈り」の映画化を報告する川阪実由貴代表(左から2人目)、林哲治さん(同3人目)、黒川浩行さん=12日、八戸市庁
 八戸市が舞台の小説「ライアの祈り」の映画化が決定し、制作を手掛けるエム・ケイ・ツー(東京)の川阪実由貴代表ら3人が12日、市庁に小林眞市長を訪ね、「国内はもちろん、海外に発信する作品にしたい」と抱負を語った。
 来庁したのは制作総指揮を執る川阪代表と、監督の黒川浩行さん、プロデューサー林哲治さん。一行は11、12の両日に台本作りのため八戸入りし、小説に登場する横丁や種差海岸、是川縄文館などを視察した。
 川阪代表は小林市長との懇談で、早ければ来春にも撮影に入りたい考えを明らかにし、「(北海道・北東北の縄文遺跡群の)世界遺産登録を後押ししたい」と強調。種差海岸の三陸復興国立公園への編入にも触れ「観光面でも後押しになれば。八戸がいち早く震災から復興していることを伝えたい」と話した。
 小林市長も市として全面的に支援する考えを表明。その後の取材にも「八戸を舞台にした待望の映画で、とても喜ばしい。いろいろな形で支援していきたい」と答えた。
 ライアの祈りは、作家の森沢明夫さんによる青森小説シリーズの第3弾。現代に暮らす主人公たちの恋愛と縄文時代のドラマが交差し、やがて一つにつながる感動的な内容だ。映画の出演者は未定。(松原一茂)
【写真説明】
小林眞市長(左)に「ライアの祈り」の映画化を報告する川阪実由貴代表(左から2人目)、林哲治さん(同3人目)、黒川浩行さん=12日、八戸市庁

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