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「ライアの祈り」映画化報告
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小林市長と懇談する(左から)川阪さん、林さん、黒川さん |
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八戸市を舞台にした小説「ライアの祈り」(森沢明夫著、小学館刊)の映画化に向けて準備が進められている。制作スタッフが12日、八戸市庁に小林眞市長を訪ね、映画化決定を報告した。制作総指揮を務めるエム・ケイ・ツーの川阪実由貴代表取締役によると、撮影開始は来年4月ごろの予定。「この地域の美しい自然を、海外の人にも見ていただきたい」とし、海外の映画祭に出品する意向を示した。
ライアの祈りは、弘前市が舞台の「津軽百年食堂」、青森市が舞台の「青森ドロップキッカーズ」に続く青森3部作の完結編。八戸市で暮らす現代の女性・桃子のラブストーリーと、縄文時代の若者ライアの物語が並行して描かれ、ラストで一つにつながる感動物語だ。
津軽百年食堂の映画化も手がけた川阪さんと、黒川浩行監督、林哲治プロデューサーは11日に八戸市入り。12日にかけて台本作成の取材で、物語に登場する飲食店のモデルになった店舗や是川縄文館、蕪島、種差などを回った。
小林市長は「八戸市が舞台の映画ができるのはうれしいこと。物語のテーマにある人間愛は普遍的なもの」などと語った。川阪さんは「今回の映画は3・11の大震災後だから重みがある。命を受け継ぐという重い内容を、どう表現できるか」と思いを巡らせた。また、北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群の世界遺産登録に向けて「後押しできる作品にしたい」と語った。
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