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原子力と活断層題材に東洋大渡辺教授が講演
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下北半島の活断層問題について講演する渡辺教授 |
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下北半島の核燃・原子力施設と活断層問題をテーマにした市民講座が15日、弘前大学50周年記念会館で開かれた。原子力規制委員会外部有識者の渡辺満久・東洋大学教授(変動地形学)が講演し、「危険が想定される場所に原子力施設を造るべきではない。これまでの審査はすべてやり直すべき」と主張した。
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市民講座は、核燃料サイクル施設問題青森県民情報センターが主催、核燃・だまっちゃおられん津軽の会が共催。同大の学生や市民ら約120人が参加した。
渡辺教授は、活断層の問題点について「揺れだけでなく地盤のずれが怖い。地盤がずれると建物の耐震化とは無関係に被害が発生する」と説明した。
これまでの自身の研究から、六ケ所村の日本原燃・核燃料サイクル施設の直下に活断層がある可能性が高く、「マグニチュード8級の地震を想定する必要がある」と指摘。東北電力東通原発の敷地内の活断層や、大間原発北方の海底活断層の可能性についても解説した。
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