青森のニュース

海の仲間と思い出つなぐ 青森・浅虫水族館開館30年

長さ15メートルのトンネル水槽。30周年を記念し、多彩なイベントが予定されている

 青森市の青森県営浅虫水族館(神正人館長)が7月、1983年の開館から30周年を迎える。記念事業として7〜12月、オープンから現在までを振り返る回顧展や来場者が撮影した思い出の写真展を開催する。一般から募集した未来の水族館の絵も展示する。

 開館記念日の7月23日を挟んで同13日から12月末まで、記念企画「皆さまの記憶とともにありがとうの30年」を開く。94年のイルカ館完成、2007年のラッコ「モモタロウ」の人工飼育など、節目の話題を青森県内のニュースとともに年表で振り返る。
 この30年間、観光客が水族館で撮った写真を5月末まで募集。期間中に思い出の写真展として紹介する。
 「浅虫水族館未来予想図」と題し、水族館の将来の姿を描いた絵も全国から募っている。同じく5月末締め切り。作品の中から30点を選んで展示する。寄せられた絵は、今後の水族館運営の参考にする。
 水族館は地下1階地上2階建て、敷地面積約4万8000平方メートル。373種類の魚類や海獣を飼育、展示している。入館者は年間30万人ほど。
 目玉の一つは長さ15メートルあるトンネル水槽で、魚と一緒に海中を散歩している感覚を味わえる。
 東北でイルカのショーを見られるのは同水族館だけ。バンドウイルカ7頭とカマイルカ3頭を飼育。1日4回のショーでは、高さ5メートルのボール目がけてジャンプする。
 「夜の水族館見学会」「泊まろう水族館」といった企画にも力を入れる。水族館広報企画課長代理の成田秀春さん(49)は「今後も積極的にイベントを考案し、常に楽しみを発見できる水族館にしていきたい」と話す。
 浅虫温泉観光協会の及川功事務局長(64)は「水族館は浅虫温泉の大事な観光資源。浅虫を元気ある街にしている。これからも一緒に浅虫温泉を盛り上げたい」とエールを送る。


2013年04月18日木曜日


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