ＴＰＰ 閣僚級会合に甘利大臣派遣へ

4月18日 14時6分

菅官房長官は午前の記者会見で、ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定を巡り、１９日にもインドネシアで交渉参加国の閣僚級会合が開かれる見通しとなったことを受け、甘利経済再生担当大臣を現地に派遣し、日本の交渉参加に向けた大詰めの協議を行う方向で調整を進めていることを明らかにしました。

ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定を巡り、アメリカやオーストラリアなどの交渉参加国は、インドネシアで開催されるＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の貿易担当の閣僚会合に合わせ、１９日にも閣僚級の会合を開き、日本の交渉参加などについて意見を交わす見通しとなっています。
これに関連し、菅官房長官は午前の記者会見で、ＴＰＰを担当する甘利経済再生大臣を現地に派遣する方向で調整を進めていることを明らかにしました。
そして「関係各国が集まるので、日本の考え方をそれぞれの参加国に説明し理解してもらう」と述べ、現地では日本の交渉参加に向けて、まだ同意を得られていないオーストラリアなどとの間で大詰めの協議を行う考えを示しました。
また、甘利大臣は、記者会見で「国会の承諾が得られれば、今夜にも現地に飛び、日本の交渉参加への同意が得られていない残りの国の了解を取るために交渉をしたい。一刻も早く日本が交渉参加することが、ＴＰＰ全体の利益につながるということへの理解を求めていきたい」と述べました。