阪神高速:老朽化対策6200億円 有識者委が試算

毎日新聞 2013年04月18日 00時19分(最終更新 04月18日 00時49分)

 阪神高速道路会社の有識者委員会(委員長、渡辺英一・京都大名誉教授)は17日、老朽化が進む阪神高速道路について、建て替えや改修などに約6200億円が必要になるとの試算を公表した。同社は修繕・維持費などに年250億円かけているが、これを大幅に上回る巨額の費用の捻出が課題となりそうだ。

 阪神高速の営業路線は約255キロ。1964年の開通から約50年が経過し、老朽化が課題となっており、開通40年以上の約92キロを対象に、同委員会が調べた。

 建て替えなどの「大規模更新」が必要なのは計12キロ。1号環状線(大阪市中央区松屋町付近)、3号神戸線(神戸市中央区波止場町付近)、14号松原線(大阪市平野区喜連付近)、15号堺線(大阪市住之江区と堺市堺区にまたがる区域)の4カ所は、中長期的に崩落の可能性が生じるという。費用は4400億円と見積もった。

 また、12号守口線の一部など約24キロの区間は道路の改修など「大規模修繕」が必要で、約400億円がかかると試算した。さらに、このほかの区間でも「当面の対応」として、補強工事に約1400億円かかるとした。

 これを受け、阪神高速道路会社は年度内に、建て替えや修繕の時期、財源などをまとめる方針。

 高速道路の老朽化をめぐっては、首都高速道路の有識者委員会が今年1月、建て替え費に約1兆2300億円が必要と試算している。【新宮達】

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