男性死亡 長男を強盗殺人容疑で逮捕

4月18日 7時7分

１７日、神奈川県小田原市のアパートの部屋で、男性が血を流して死亡しているのが見つかった事件で、警察は、男性の３７歳の長男が、男性を殺害したうえ、現金の入った財布を奪ったとして、強盗殺人の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、住所不定、無職の亀川栄一容疑者（３７）です。１７日午前１０時ごろ、小田原市鴨宮のアパートの部屋で、男性が血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察のその後の調べで、男性はこの部屋に住む吉田文昭さん（７２）で、胸を刃物で刺されるなどして死亡していたことが分かりました。警察は、部屋にいた吉田さんの妻が、「長男が金が欲しいと訪ねてきて夫とトラブルになった」と話したことなどから、行方を捜していました。
その結果、１７日夜、近くの施設にいたところを見つけ、事情を聞いたところ、父親を刺して現金およそ５万円の入った財布を奪ったことを認めたため、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
死亡した吉田さんは夫婦２人暮らしで、長男とは別々に暮らしていたということで、警察は事件の詳しい経緯を調べています。