巨人が開幕ダッシュに大成功し、早くも独走態勢を固めつつある。好調の大きな要因となっているのが本拠地の勝率だ。開幕後、本拠地では引き分けを挟んで負けなしの１０連勝（17日現在）。チーム内では無敗街道の裏に“勝利の女神”の存在を指摘する声がある。

「『ももいろクローバーＺ』ですよ。今シーズンの試合前練習から彼女たちの曲をかけ始めたら、勝ち始めたと評判です」（チーム関係者）

　ももいろクローバーＺとは人気沸騰中の５人組の女性アイドルグループ。アクロバティックなダンスと、熱の入ったライブパフォーマンスが売りだ。

　試合前練習時にかける曲は、球場のスタッフが選手の好みに配慮して選んでいるのだが「時には球団関係者を通じて、選手の好みを伝えることもある」（チーム関係者）そうで、今シーズンの「ももクロ」は若手選手の間で人気が高いことから、選曲されているという。

　その効用はこんな形で現われている。「選手間からは、ももクロを聴くと『ホッとする』『元気が出てくる』という声もある。勝ち続けているところで聞いているから、いいイメージが増幅されているようです」（球団関係者）。

　本拠地での相性の良さも手伝い、選手間では「勝利のテーマ」となっているようだ。