右足首を捻挫し、登録抹消中の日本ハム・大谷翔平投手（１８）が１７日、千葉・鎌ケ谷の二軍施設で軽いランニングやティー打撃を再開。終了後に「腫れはだいぶ引いてきた」と笑顔を見せた。

　栗山監督は「内出血がかなり起こっているので、丁寧にいく。この機会をチャンスととらえてスライディングなど技術的なことを一つずつ確認する」と言葉を選びながらも、２３日からのイースタン・西武３連戦（西武第二）での実戦復帰の可能性にも触れた。

　その大谷の評価が再び急上昇。周囲から絶賛されているのは、負傷の原因となった１３日のオリックス戦での守備だ。

「技術的な問題はいろいろあるんだけど、あのファウルフライの追い方がチーム内の信頼を維持している。最後まであきらめずにボールを追った姿がね。周りの選手を納得させている。あれを初めからあきらめ気味に追っていたらそうはならない。これからもけがを恐れて消極的になるんじゃなく、ゲームの中で出てきた課題から対応を学んでいくしかない」（山田ＧＭ）

　二刀流に故障のリスクは付き物。それを恐れていては何も前へは進まないということか。