日本社会は少子化のため、高齢化が年々進んでいる。そのため中高年をターゲットにしたビジネスは盛り上がっており、その流れはレコード業界もご多分に漏れない。そうした中、中高年のアイドルとなりそうなのが歌手・広瀬倫子（年齢非公表）だと言われている

　つい先日、音楽ソフトの売り上げで、２０１２年に日本が米国を抜いて初めて世界１位になったことが明らかになった。ミリオンを連発しているＡＫＢ４８や、ベストアルバムがミリオンとなったＭｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎが大きく貢献したからだ。

　その一方で可処分所得が多い中高年世代に向けた音楽はいまいちヒットしていないのも事実。そこで各レコード会社は、中高年をターゲットにした音楽制作に乗り出しているという。

　注目されているのが、新しい大人の歌を創造するために立ち上げられた「オンリー・ユー・プロジェクト」の第１号歌手、広瀬だ。不倫をテーマにした歌「償いの日々～愛していると言われたことがない～」が先月、ＵＳＥＮのＪ―ＰＯＰランキングで９位に入るなど、ヒットの兆しを見せている。

　広瀬は「（ベスト１０入りして）ビックリしましたし、素直にうれしいです。年配の方にもグッと刺さっていただけているのだろうと思いますし、若い世代の方にも耳新しく感じていただいているのだと思います」と喜びを表現した。広瀬は１７日に「ラ・ドンナ原宿」でライブを行う。

　音楽ソフトの売り上げで日本は世界一になったとはいえ、最盛時と比べると落ち込んでいるのも事実。広瀬は中高年向けという新しいジャンルのけん引役となりそうだ。