最初にお願いしたのが「オベイロン役は子安さんで」
――女性キャラのかわいさも作品の魅力でした
伊藤:メインヒロインのアスナ、リーファは見せられる時間が取れるけど、リズベットやシリカなどゲストヒロインは長時間出られない。よりかわいらしく見せるのは誰かと考えて足立慎吾さんにキャラクターデザインをお願いしました。A-1の階段上がるたびに「WORKING!」のポスターを見て、こういうのいいなーと思っていました。アスナのエピソードは俺がだいたいコンテを拾ったんですけど、シリカだと高橋亨さん、リズベットは後輩の立川譲くんと、よりかわいらしさであったり、内容を的確に描ける人間にコンテを渡したので外さずにやってくれたんではないかと。あともちろん、演出、作画さんのおかげでもあります。
――雑誌などではアスナが好きじゃないとの発言も
伊藤:好きじゃないというか苦手。現実だと声をかけづらいじゃないですか、間違いなく(苦笑)。超完璧な女性だと近寄りづらいですよね。でも、女性にも嫌われるキャラにはしたくなかったので、ちょっと穴を作ってかわいらしくみせてみました。2話でパンをばくばくばくとかわいらしく食べる。とっつきづらいと思ったけど、こういうやつかと。5話の寝起きの顔と真剣な時とのギャップをところどころ出してみたり。このくらい隙があれば俺もアスナに口説きにいけるんじゃないかと(笑)。アスナに気にしていたのはキリトとくっつくまで。くっついてからはベタベタしているので、まあこの路線でいこうと。
――脇役の方が描いていて楽しい
伊藤:主人公は考えるのことがいろいろあるので、脇の方が動かしやすいですよね。男性キャラだとクライン、エギルに須郷とか。
――オベイロンこと須郷はアニメ史上に残るゲスなキャラでしたね。実際、演出していても楽しかったんでは?
伊藤:どこまでゲスにやれるかという感じはありましたね。キャスティング的に原作小説を読んで、一番最初にお願いしたのが「オベイロンは子安さんで」でした。子安さんには「オカルト」の時にJK(赤い髪でマツコ・デラックスのような体型でオカルト専門のダウザー)という変なキャラをやってもらっていたんですが、子安さん本人から「このキャラを受けるかどうか僕は迷いました」と言われていて。「じゃあ今度はちゃんとした役をお願いしますよ!!」と言っていたのに(笑)。いざ15話で子安さんに会ったら「わかりました。ゲスで変態ですね」と言われて「その通りです」と(笑)。
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