――SAOはオンエア後の評価もよかったと思うんですが
伊藤:俺はひねくれているらしく、高評価と言われていても「みんな本当のことを言っているんだろうか…」とうがって見てしまうんです。だから正直ファンの反応とかはよく分からないです。一番うれしかったのはA-1の高円寺スタジオの子が白箱(オンエア前の映像)を早く見たがっていると話を聞いたことですね。身近なところで興味をもらってうれしかった。ただ今回思ったんですけど、あまり褒められても自分のモチベーションにはならないなと(笑)。あまり外的要因に左右されると心が惑う。それよりは自分が最初に掲げた目標を達成することに注力するほうが大事だと思ってます。
――ちなみに今回掲げた目標は
伊藤:原作者の川原礫さんたちとの顔合わせ後の飲みの席で「とりあえず原作の売り上げを3倍にします」といいました。確か(汗)。
――おお、すごい。作品について振り返ってどうですか
伊藤:主役のキリト役の松岡禎丞くんはちょうどSAO開始時にいろんな作品の主役をやっていたんですけど、主役に一番最初に決めたのは俺なはずです。だから俺が見出したと言いたいですね。星野監督のアスキーアートみたいに「わしが育てた」と(笑)。俺はオーディション主義者なので、彼ももちろんオーディションで起用を決めたんですけど、会場にあまり堂々とせず、おどおどしている松岡くんがいて。そんな彼のナイーブな第一声を聞いて「こいつかもな」という直感がなんとなくありました。こいつだったら25話終わったら役と共に成長できるんじゃないか。もしそうなったらうれしいなと。技術的なことは音響監督の岩浪美和さんにお任せして、このシーンは今後こういう流れになっているから全体としてこういう配分でやってくれとか全体の流れを説明した紙を渡したりしました。
――事前にお酒を飲んだりしたと聞きましたが
伊藤:そうですね。「オカルト」の時は放任主義だったんですけど、キャスト陣から後々、「もうちょっと内容に関して言ってくれてもよかったのに」と愚痴を聞いたので、みんな話を聞きたがるんだなと。じゃあ、今回は原作もあるし、なおかつアニメではどう考えているか伝えたほうがよかろうかと。だからちょっとアフレコ前に飲んで色々話をしました。あと自分が好きな映画なんかが書かれたプロフィールを渡しました。これはほかのメインスタッフにも渡してます。
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