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三国さん愛すべき“スケベ”伝説
2013年04月18日 11時00分

1961年7月、銀座で

 さらば“愛すべきスケベ”のスーさん! 映画「釣りバカ日誌」のスーさん役で知られた昭和の名優・三国連太郎さん(90)が14日午前9時18分、急性呼吸不全のため東京・稲城市の病院で死去した。晩年は温厚なイメージの三国さんだったが、若いころは“狂気の役者”として有名だった。中でも、濡れ場シーンには前張りなしで臨み、隙あらば!と“本番”を試みたことから、相手役の有名女優は戦々恐々としていたという。

 壮絶すぎる役者人生だった。私生活では4度の結婚を経験。3番目の妻との間に俳優の佐藤浩市(52)をもうけた。佐藤とは不仲な時代を乗り越えて、86年には「人間の約束」、96年「美味しんぼ」と、2本の映画で共演している。

 佐藤はこの日、会見で「本当にひどい人…」と苦笑交じりに父をしのんでいた。親子だからこその言葉かと思いきや、三国さんの残した数々の「伝説」は確かに桁違い、ある意味「ひどい人」だったようだ。

 仕事面では“我を通す役者”で知られ、脚本が気に入らなければオファーは受けなかった。それどころか「撮影途中で気が変わって、そのままバックレたこともある」(映画関係者)。

 とはいえ、ひとたび役者のスイッチが入れば、周囲も近寄り難いオーラを漂わせた。57年の映画「異母兄弟」では、30代で老人の役を演じることになり、麻酔なしで10本の歯を抜いた。翌日、腫れ上がった自分の顔を見て「いいバランスになった」と満足げだったという。

“ショーケン”こと萩原健一(62)との共演映画では、暴行シーンの撮影を前に、三国さんが萩原に「本気で殴るけど、許してね」と声を掛け、予告通りボコボコに。萩原はその姿勢に強い感銘を受けた。

 女性に対しても容赦しなかった。濡れ場は前張りなしで臨み“生挿入”を試みることから、「復讐するは我にあり」(79年)の倍賞美津子(66)や64年の映画「越後つついし親不知」の佐久間良子(74)など、共演女優は戦々恐々。岡田茉莉子(80)は、とうとう我慢できず、三国さんを突き飛ばし「この人、本気です!」と涙ながらに撮影中止を求めたという。暴力をふるうシーンでは、有馬稲子(81)は三国さんの平手打ちで鼓膜が破れた。

 こんなことが許されたのは、決して古きよき時代だったから、というだけではない。三国さんの人柄が、女優たちを「本気で怒る気にさせなかった」のは、言うまでもない。

 そんな三国さんが唯一忘れられない女性が故太地喜和子さん(享年48)で、20歳の年の差も構わず、当時19歳の太地さんの実家に押しかけ求愛。そのまま3か月間居座ったが、ある時「疲れた」と置き手紙を残し、太地さんの元を去った。

 のちに三国さんは太地さんとの対談で当時を振り返り「あなたの体にひれ伏すのが嫌だった。のめり込む危険を避けたかった」と述懐した。

 太地さんをめぐり確執が噂されたのが故鶴田浩二さん(享年62)だ。映画関係者いわく「共演シーンで鶴田さんの長セリフが終わるところで、三国さんがわざとくしゃみをしてNGにしていた。不仲の原因は不明ですが、一説には太地さんの恋敵が鶴田さんだったという話もある」。

 プレーボーイで女泣かせな三国さんにも、コンプレックスがあった。

 ある対談集で三国さんは自身のイチモツについて「短小、包茎、早漏」と告白。役者仲間と風呂に入る時は、ブリーフを着用していた。西田敏行(65)が「パンツ脱がないんですか?」と尋ねたところ「芸術家はポコチンが小さいからね」「お見せできる代物ではない」と返答されたという。

「三国さんは粗チンであることを補うために『道具に目覚めた』とも話していました(笑い)。とにかく、すべてが桁違いでしたね」とは前出映画関係者。

 数多くの伝説を残し、三国さんは天国に旅立った。

☆みくに・れんたろう=1923年1月20日生まれ、群馬県出身。本名は佐藤政雄。50年、松竹大船撮影所に研究生として入所。51年、「善魔」でスクリーンデビューしブルーリボン賞新人賞を受賞する。その後、60年「大いなる旅路」で同賞主演男優賞、79年「復讐するは我にあり」で同助演男優賞を受賞した。映画出演作品は180本を越える。87年の「親鸞・白い道」では脚本、監督、出演を務め、カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞する。93年、旭日小綬章受章した。




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