ザックジャパンが窮地に追い込まれる。イタリアリーグのインテルは、所属するDF長友佑都(26)が左膝外側半月板損傷と診断されたと公式サイトで発表。手術に踏み切る可能性もあり、長期離脱が確実となった。この影響が日本代表にも直撃。ブラジルW杯出場権をかけて臨む6月のアジア最終予選2試合とコンフェデレーションズカップ(ブラジル)に向け、“3つの不安”が指摘されている。
日本サッカー協会の原博実技術委員長(54)は長友について「仮に手術しても今は内視鏡などの技術が進んでいる。(今夏の)来季開幕には間に合うのではないか」との見通しを示した。日本代表の6月シリーズへの参戦は絶望的な状況だ。
日本代表はブラジルW杯出場に王手をかけながら3月のヨルダン戦に敗れて足踏み。負傷中のCSKAモスクワMF本田圭佑(26)も復帰のめどが立たないなか、長友の離脱は3つの深刻な影響をもたらす。
1つ目はMF香川真司(24=マンチェスター・ユナイテッド)に対してだ。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)が「日本にとって左サイドは武器」と言うように、左MFの香川と左サイドバックの長友は好連係で相手を圧倒。2人がお互いに長所を引き出しながらチャンスを演出してきたが、長友がいないとなると香川が孤立する可能性がある。
しかも本田の参戦も厳しい状況では、香川の“真価”を引き出すことは難しくなる。ヨルダン戦でもMF長谷部誠(29=ボルフスブルク)が「僕たちが真司の良さを引き出せていない」と嘆いており、チーム全体の戦力にも波及しそうだ。
2つ目として、試合中の長友のMFコンバート計画の消滅だ。「監督もMFで起用する切り札的な使い方を考えている」と代表スタッフ。実際にアジアカップ決勝(2011年1月)とW杯アジア最終予選オマーン戦(12年11月)の決勝ゴールはMFの長友が演出しているが、これも見送りとなる。
3つ目はチーム内のコミュニケーション。イタリア語が堪能な長友は、指揮官と選手の意思疎通を図ってきた。長友も「言葉がわかるんで、そういうこともしっかりやっていきたい」と練習中から“通訳”としてイレブンにアドバイスを送ってきただけに、長友不在はチーム内の交流にも支障を生じかねない。
本田に続く長友の離脱は、ピッチ内外で大打撃となる。負けられないW杯アジア最終予選からコンフェデ杯と続く連戦は、日本代表にとって大きな試練となりそうだ。
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