３回、ベースカバーに入るスタンリッジ

＜阪神1-8巨人（17日）＞阪神は１７日の巨人戦で投手陣が４本塁打を浴び、完敗。借金生活に逆戻りとなった。

　先発したスタンリッジは前回１０日の巨人戦で７回無失点と好投したばかり。昨季も３試合に登板して防御率２・２９と得意にしていた。“巨人キラー”として活躍できた理由の１つは、主砲・阿部に抜群の相性を誇っていたから。この日まで２１打席連続で安打を許していなかった。

　その歯車がどこかで狂った。０ー１で迎えた３回、その阿部に右翼スタンド上段に一発を叩き込まれた。２２打席ぶりに許した安打が痛恨のソロ本塁打だ。その後もスタンリッジは自らの投球ができず、５回４失点で降板。「調子は良かったけれども要所でボールが高めに浮いてしまい自分のボールを決めきれなかった」とうなだれた。

　前夜にはエース・能見が６回４失点。チームが誇るＧキラー２人が打ち込まれただけに、今後に響く連敗となりそうだ。