【マサチューセッツ州ボストン１６日（日本時間１７日）発】爆弾テロから一夜明け、ボストンでは病院、店舗など通常通りだったところもあり、公園で遊ぶ子供たちやチャールズ川沿いをジョギングするランナーの姿もあった。その半面、ハーバード大学など全ての大学は休校。空港や駅では引き続き厳重な荷物チェックが行われており、警戒レベルは高いままだ。

　スポーツ界にも影響が出た。この日予定されていたＮＢＡボストン・セルティックスのホームゲームは延期ではなく中止が決定。レッドソックスは、チーム遠征中の１７日（同１８日）に予定していた本拠地フェンウェイ・パークの一般無料開放をシーズン後半に延期すると発表した。ルキーノ球団社長は「ファンの安全は最優先事項。大リーグ機構や自治体などと連携して、フェンウェイ・パークでハイレベルのセキュリティーに強化していく」との声明を出した。これまで入場時の荷物チェックは簡単だったが、今後は２００１年９月１１日に起こった同時多発テロ以降、手荷物は全てチェック、飲食物は持ち込めないなど強化したヤンキー・スタジアム並みになることは間違いなさそうだ。