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'13/4/18

尾道の宿に無線LAN着々



 尾道市内の宿泊施設が公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」の整備に力を入れ始めた。パソコンやタブレット端末でインターネットを無料で楽しめるため、利便性が向上する。交流サイト「フェイスブック」を活用した施設情報の発信も始め、国内外からの観光客増につなげたい考えだ。

 ホテルや旅館など5カ所が、10万円を上限に費用の半額を補助する尾道観光協会の事業を利用して2012年度に整備した。

 同協会によると、これまで市内でワイファイが使えたのは数カ所だけだった。このため、サイクリングなどで同市を訪れた外国人から宿泊施設への環境整備を望む声が寄せられていたという。

 各施設は同時にフェイスブックを使って日本語と英語で設備やサービス内容などの発信を始めた。自転車の借り方やフェリーの乗り方、コインロッカーの場所など観光情報も掲載。各施設にあるQRコードを読み取るとサイトを閲覧できるようにした。

 3月末に整備したグリーンヒルホテル尾道(東御所町)の加藤浩幸・統括マネージャー(51)は「情報環境の充実で、利用者の満足度アップにつながってほしい」と期待している。

【写真説明】ワイファイ整備の効果に期待する加藤統括マネージャー




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