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生体腎移植で提供者死亡 国内初、沖縄の病院

 沖縄県浦添市の八重瀬会同仁病院は18日、生体腎移植で提供者(ドナー)の女性(65)が手術の際に大量出血し、死亡したと明らかにした。日本移植学会によると、生体腎移植は国内でこれまで約2万件実施されたが、提供者死亡は初という。

 八重瀬会同仁病院によると、手術は13日に実施。女性は息子(43)に腎臓を提供するため、腎臓を取り出す内視鏡手術を受けた際、大量に出血し、死亡した。学会によると、取り出した腎臓は息子に移植したという。

 病院は院内に事故調査委員会を設置したが、女性の死因や大量出血の原因は不明としている。病院は県警に届け、学会に報告した。

 学会は17日、病院に対して第三者調査委員会の設置と早期の公表を文書で要請した。一般的に内視鏡手術は開腹手術よりも負担が少ないとされており、学会は専門医らを派遣して手術に問題がなかったか調査する方針。

 生体間の臓器移植では、2002年に京都大病院で実施した生体肝移植で、提供者の女性が03年に死亡した例がある。

[ 2013年4月18日 11:41 ]

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