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井上 低視聴率見返す!プロ3戦目ゴールデン生中継も民放最低…
プロ3戦目から一夜明け、記者会見を行った井上
Photo By スポニチ |
怪物の課題は知名度だった。16日のプロ3戦目で10回TKO勝ちした井上尚弥(20=大橋)が17日、横浜市内で一夜明けの会見を行った。早くも日本王座挑戦を射程に入れた高校7冠の「怪物」だが、フジテレビで初めてゴールデンタイムで生中継された試合は、視聴率6・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の惨敗。実力に見合う知名度アップが急務となった。
試合翌日とは思えない晴れ晴れとした表情で現れた井上だったが、傷一つない顔が視聴率の話になった時だけ、少し曇った。「知名度が低い。これが現実ですね」。午後7〜9時の2時間枠での中継だったため、視聴率を簡単に比較はできない。だが、平均6・9%は、井上がリングに上がった午後8時台の番組と比べるとキー局で最低の数字だった。
プロ3戦目のノンタイトル戦としては破格のゴールデンタイム生中継。ロンドン五輪金メダルの村田諒太(27=三迫)のプロテストとセットで、フジテレビは「EXCITING TIME」と名付けたボクシング特番を新設し、同局としては21年ぶりのボクシングのゴールデンタイム生中継だった。結果は「NHK歌謡コンサート」にも、テレビ東京の「なんでも鑑定団」にも及ばず、唯一の1桁の数字。知名度不足という課題が浮き彫りになった。
ただ、視聴率と「怪物」の実力は関係ない。プロ3戦目の20歳は3回に右拳を痛めたものの、日本ライトフライ級1位の佐野友樹(31=松田)を左だけで翻ろう。3連続KO勝利した試合は、逆に凄さを際立たせたのも事実だ。右拳はプロ2戦目前に初めて痛めたが、今回の再発の診断は打撲。完治が優先ながら「これで日本タイトルがはっきり見えた」と日本ランク1位を確実にし、タイトル初挑戦を見据えた。
「怪物」の実力は関係者の間では知られていても一般的に無名なのは仕方がない。実力、結果に内容が伴えば、知名度はおのずと上がっていくのが、プロの良さ。「少しずつ(視聴率が)上がっていけば、うれしい。いずれ2桁にしたい」と世界タイトル同様に視聴率でも王座を見据えた。
[ 2013年4月18日 06:00 ]
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