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龍大Gmailは本実習以外に今後他の授業で使用することもある. 就職活動やサークルやボランティアなどの対外活動にも便利である (フリーのアドレスと違い,大学の名称が入ったアドレスなので,信用度が高い). プライベートに使用してもよい.
このようにいろいろな目的で使用する場合,メールがたまってくると 「受信トレイ」だけでは見づらくなる. 龍大Gmailは受け取ったメールを分類するのに, 「ラベル」をつけることで分類することができる. これは一種のメールボックスともフォルダと考えても構わない. ただしラベルはあくまでもメールに対する付加情報であり, メールそのものがラベル別に集められるわけではない.
ラベルは自分で作ることができるので,これを活用してメールを分類・ 整理するとよい. 一つのメールに複数のラベルを付けることも可能.
※注意※
※注意※
※注意※
設定の項目については,その意味と設定の仕方をよく理解して, 自分の責任で設定すること.
(ログアウトボタンの右にある「?」)を参照すること.
※たとえば,ウェブメールの下書きをエディタで書いてみよう. この場合,エディタで本文を入力・編集(必要なら途中保存)し, それをウェブメールの本文入力欄にコピー&ペーストする.
※Windows標準エディタ「メモ帳(Notepad)」: 使い勝手がよくない. 龍大教育用PCで利用可能なエディタとしては,
本実習では,結果として意図する作業が可能ならば,エディタは何を使っても構わない. いろいろと試しに使ってみて,自分に一番合うものを選ぶのがよい. 秀丸については基本的な操作をできるようになっておこう. 役に立つリンクとしては,以下のものをあげておく.
※「秀丸エディタ」は本来シェアウェアであり,フリーソフトではないが, 「学生で難儀している方」(秀丸エディタマニュアルより)のためにアカデミックフリー制度を採用している. 「学生で難儀している方」が自宅でインストールする場合は, これを利用するとよいだろう(上記作者の「サポート」ページで手続き可能).
URLなどはしばしば非常に長くなる.これを手で入力していると時間がかかるし 間違える可能性が高い.パソコンの画面に表示されているのならば, 「コピー&ペースト」をフルに利用しよう.
コピーもペースト(貼付け)もいろいろやり方があるが, その中でもマウスによるコピー&ペーストは手軽で便利なのでぜひ覚えておこう (テキストには掲載されていない).やりかたは簡単で,
これだけである.この他にもキーボードショートカットやメニューから選択する方法がある. エディタについては,以下の課題に取り組みながら,実践的に学習しよう.
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あるテーマについて調査をしていると, 検索サイトによって検索結果が異なることがある. それはサイトによって検索用のプログラムが異なるからである. 以下のページを参照し,検索について一通り学習すること.
次に,具体的な検索の例をいくつか紹介するので,実際に操作しながら確認していこう.
「日本の文部科学大臣の名前は?」のような課題であれば, 「文部科学大臣」という検索語で,すぐに文部科学省のサイトが見つかる. このサイト内を探せば現在の文部科学大臣の名前を見つけることができる. 実際に,試して調べてみよう.
このように簡単に検索結果が得られる場合でも,次の2点には特に注意する必要がある.
逆にいえば,検索結果が古かったり,不正確であったりする可能性がある. それを防ぐためには,公式な(直接的な)サイトを選択すること, 前後関係をよく確認すること,である.
たとえば,「京都発東京行きの新幹線のぞみの始発の時刻は?」 という課題であれば, 「新幹線 のぞみ 時刻表」という複数の検索語によりいくつかのサイトが表示されるが, 「公的な・直接的な」ということから「JRおでかけネット」を選択するのが妥当である. こうしたサイトが上位に表示されるようにするためには,検索語を工夫すればよい (たとえば「新幹線 のぞみ 時刻表 JR」). 実際に検索して,始発時刻を調べてみよう.
一方,「ミャンマーの首都は?」という課題に対して 「ミャンマーの首都」という検索語で調べると,「ミャンマーの首都ヤンゴン」 と書いてあるサイトが数多く見つかる. しかし,これは間違いである(2006年に遷都). こうした場合に「公的な・直接的な」サイトを見つけることは難しい (ミャンマー政府のサイトには日本語はない). このような場合は外務省のサイトで調べることができるが, 一般的には「公的な」に準するものとして,インターネット上のフリーの百科事典サイトである ウィキペディアを利用するという方法もある. ただし,ウィキペディアに書かれている情報がすべて正しいという保証はないので, 注意が必要である.
このサイトで「ミャンマー」と入力し検索して,首都を調べてみよう.
たとえば,「"重畳"はどう読むのか?」という課題で, その文字が紙に書かれていたらどうすればいいだろうか. まず「重ねる」「畳(たたみ)」と入力して「重畳」という文字が得られる. しかし,これをそのまま検索語にしてもうまく読みが見つかるとは限らないし, 見つかった読みが正しいか,確証も得られない. そこで,あらかじめ「国語辞典サイト」を見つけておき, そのサイトで検索するとよい. 多くの検索サイトは国語辞書,英和・和英辞書などをサポートしている. 実際に読みを調べてみよう.
では「"蜻蛉"はどう読むのか?」というような課題で, 音読みでも訓読みでも入力できない場合はどうなうるか. この場合はまず「漢和辞典サイト」を見つけて, 部首,画数(むしへんの14画と11画)などを入力して文字を得て, そのあとは「国語辞典サイト」で調べればよい. 実際に読みを調べてみよう.
インターネット上には日本語で書かれた多くの情報があるが, 情報の量ということでいえば,もちろん英語での情報が圧倒的に多く, 英語でしか得られない情報もある. たとえば, 「リベリアのサッカーの男子ナショナルチームの監督は誰か?」 というような課題の場合(リベリアはアフリカの国), 直感的に日本語で検索しても見つからないかもしれない (実際にはウィキペディア等で見つかるが,公的/直接的なサイトではないとここでは考える).
下準備として,サッカーの国際的な組織は何かを調べるとともに, "リベリア"のスペル, "サッカー"や"監督" をそれぞれ英語で何というかを「辞書サイト」などで検索しておく. そして, 「FIFA Liberia football coach」 と検索すれば,それらしい情報が得られる. あるいはFIFAのサイト内を検索してもよい. もし英語が分からなければ辞書サイトで意味を調べればよい. さらに,調べた結果を検索語にして確認するのがよいであろう. 実際にリベリアの監督名を調べてみよう.
大学や一般社会の課題では, 単に検索結果を報告すれば済むようなものとは限らないことが多い. たとえば,いわゆる「ら抜き言葉」の問題として 「なぜ「着れる」はダメで「切れる」はOKなのか?」 ということを調べなければならないとしたら,どう対処すればいいだろうか. まずは, 「ら抜き言葉とは何か? なぜ良くないとされるのか?」 について調べることから始めなければならないが, そのサイトに書かれていることが正しいかどうかも確証が持てないし, また内容を理解するのも難しいかもしれない. こうした場合は一つひとつ分析・整理していく地道な作業が必要となる. この課題は本日はやらないが,一度じっくりと取り組んでみてほしい.
言葉から画像や音楽を検索することは比較的やさしい. たとえば「モナリザの画像」と入力し検索するとモナリザの絵はすぐに見つかる. しかし一般的にその逆,つまり, 画像や音楽からそれが何であるかを調べることは, インターネット上では容易でない. 「これはフェルメールの絵ではないだろうか?」と見当が付く場合は, 言葉で検索していくこともできるが, まったく見当の付かない場合は適当な方法がない.
※WWWがインタネットに登場して以来,マルチメディアデータの検索技術は日々研究され進歩している. たとえば,
など,このように従来,特定の決まった言葉でしか探し出せなかったものが, より人間の発想や自然な言葉を受け付けられるように変化している. いつも使う検索サイト(Googleなど)にもどんどん新しいシステムが導入されているので, ぜひ利用してみよう.
この課題はエディタ操作だけでなく, 情報検索や電子メールについての学習も含んだものである.
以下の課題について,インターネットで検索を行い,回答しなさい.
はどう読むのか? (読み方を知っていたとしても,知らないものとして検索すること)
キーワードから画像の検索は簡単だが,画像からの検索は一般に難しい. さまざまな工夫をしてチャレンジしてほしい.
上記2つの情報を合わせて評価すると,答えの信憑性は十分高いと考えられる.
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